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【前立腺がん編】8大がん第一線の専門医が語る「予防」と「治療」の完全マニュアル

2017年12月15日 07時00分

 男女合計すると目立たないが、男性のみの統計だと罹患数でトップにくるのが前立腺がんだ。2015年の予測値は約9万8000人で、前年の3位から急上昇となった。


 前立腺がんの手術数で全国トップとなる東京医科大学泌尿器科の大堀理教授が解説する。


「前立腺は男性だけにある臓器で、精液の一部(前立腺液)を作る生殖機能だけではなく、排尿のコントロールにも関係しています。前立腺の病気には、前立腺肥大症や前立腺炎などがありますが、いずれもがんとの因果関係はありません。原因はよくわかっていないのが現状です」


 もともと欧米の男性に多く、日本ではあまり多く見られるがんではなかったが、ここ数年で罹患数が急増している。


「罹患率は加齢に伴って上昇し、特に65歳以上で多くなり、80歳以上では20%前後の方に前立腺がんが認められるとも言われています。このため高齢化社会が進むほど罹患数も増えていきます。


 食生活の変化も、急増の背景に挙げられます。戦前はほとんど食卓に上らなかったような動物性脂肪や乳製品が、危険因子として指摘されています。最近は50代の患者さんも目立ち、まれに40代での発症も見られますが、若年層での増加は食事との関連性が高いと考えられています」


 進行すると起こるのが排尿障害だ。


「初期は無症状ですが、進行してがんが大きくなると尿道や膀胱を刺激し、尿が出にくい、頻尿や残尿感、排尿を我慢できない、下腹部の不快感などの症状をもたらします。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

「【前立腺がん編】8大がん第一線の専門医が語る「予防」と「治療」の完全マニュアル」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    ここ数年で増えたのなら、原発の影響も考えないといけないのではないか。高齢化や食生活の変化などは昔から言われてきたことで、急激な罹患数の説明には不十分だろう。

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