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借りた人の「気持ち」次第?借りパクは犯罪になるのか

2018年1月14日 20時25分 (2018年1月15日 21時12分 更新)

■借りパクは犯罪なのか?
友人が(または自分が)金品を借りて返してこない(返さない)ことがあります。いわゆる「借りパク」です。この借りパクは犯罪になるのでしょうか、また法律上どのような問題があるのでしょうか。

■詐欺罪になるのか
まず思いあたるのは詐欺罪(刑法246条)です。詐欺罪は、相手を騙して金品や財産上の利益を受け取る場合に成立します。つまり、返す意思がないのにお金を借りる(ていでお金を受け取る)、代金を払う意思がないのにレストランで食事を注文する、というのが典型です。

ちなみに、借りる時点で返す考えはあり、後に返す考えがなくなってしまった場合は詐欺罪になりません。例えば、レストランに入って食事を注文した後で財布を忘れたことに気づいたので、トイレや電話のふりをして店から逃げた場合は詐欺罪になりません。ただし、代金の精算の際に「財布を忘れたので自宅まで取りに帰ってきます」といって店員を騙してそのまま逃げる場合は詐欺罪になります(ならないとする考え方もあります)。

いずれも悪さは同じような気がしますが、詐欺罪という犯罪が成立するかどうかは厳格に判断されますので、このような結論にならざるを得ないのです。

しかし、よく考えると、最初から代金を踏み倒そうとして食事を頼む場合(詐欺罪になる)と、食事を頼んだ後に踏み倒そうと考えた場合(詐欺罪にならない)とを比べると、その違いはその人の内心でしかありません。
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