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【漢字トリビア】「案」の成り立ち物語

2018年1月14日 11時00分
「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。今回の漢字は「案ずる」の「案」、「提案」「案内」の「案」です。センター試験も始まって、本格的な受験シーズンの到来。努力の成果を「答案」にして、夢が叶う日はもうすぐ、そこまできています。



「案」という字は「安心」の「安(アン)」、「安らか」という字の下に「木」と書きます。
この漢字の部首は「うかんむり」ではなく「木へん」。
実は主役は木のほうで、ここではものを置く木製の「机」を表しています。
「安心」の「安」は祖先の霊をまつる霊廟で女性が祈りを捧げる様子を表し、「心やすらかにする」という意味をもつ漢字。
つまり「案ずる」という字は「心を落ち着かせる机」のことを表し、そこから「考える」「思いをめぐらせる」という意味をもつようになったのです。

自分の将来をあれこれと思案して進むべき道を決め、今日まで勉強に励んできた受験生。
参考書やノートを広げた小さな机が世界のすべてとなり、そこを舞台に、彼らはひたすら、自分自身と闘ってきました。
声に出して読み、手を使って書き、何度も見て覚える。
地道な体験の積み重ねは、試験会場ではもちろん、これからのあなたを、きっと支えてくれるはず。
だから試験の当日は、案ずるより産むが易し。
慣れ親しんできた机に座っているような気持ちで、落ち着いて答案用紙に向き合ってくださいね。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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