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「これで女友だちと温泉に行ける」――乳がん経験者の「人工乳房」という選択肢

2018年3月20日 17時00分

 人工乳房や乳房パッドを専門とした製造・販売と、人工乳房製作者「ブレスト・アーティスト」を養成するスクール運営を行っている、ブレストケア京都株式会社。乳がんで乳房を失ったり切除したりした人が、失った乳房の再生を求めて全国から訪れるといいます。代表の林かおりさんが、人工乳房に込める「思い」とは。




■自由に取り外しもできて、体にダメージを与えないんです

──「人工乳房」とは、どんなものですか。


林 人工乳房は、乳がんなどで乳房を失った方や、温存手術後のお身体の変形にお悩みの方が装着する、シリコン製の乳房です。


──「パッド」とは、どこが違うんですか?


林 パッドはブラジャーの中に入れて使うものなので、お風呂に入る時は外しますよね。でも、人工乳房はお肌に装着するものなので、装着したまま温泉にも入れるんです。パッドだとずれてしまうスポーツでも、人工乳房なら気にせず競技に集中できるというケースもあります。自由に取り外しもできて、体にダメージを与えずに乳房が再生できるので、再建手術ができない方でもお使いいただけます。


──人工乳房を装着すると、見た目にはわからなくなるんですか?


林 そうですね。本来その人が持っていたバストをリアルに再生するので、不自然さはなくなります。


 乳房の摘出って、「胸を取る」だけではすまないんですよ。胸のまわりの筋肉も取ったりするので、デコルテの大きく開いた洋服が着られなくなったり、子どもやお孫さんと一緒にお風呂に入れない、大好きだった温泉に行けなくなった、などさまざまな場面で我慢したりつらい思いをされている方が、たくさんいらっしゃいます。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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