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地域の風吹くプロ野球 NPOと組む地域活動も

2018年5月15日 11時56分

【清掃活動に参加したロッテファン=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム周辺、5月3日】

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 プロ野球界で「地域密着」が言われるようになったのはいつごろか。創立時の経営難をファンの募金で乗り切った広島のような「生まれながらの市民球団」は別にして、巨人戦のテレビ中継がドル箱だった時代は、地域密着、地域貢献を口にする球団は少なかった。

 プロ野球界に「地域の風」が吹き始めたことの一つに、地域に根付いた欧州サッカークラブを手本に誕生したJリーグ(1993年開幕)の存在は無関係ではないだろう「地域の人々に夢と楽しみを提供」する方針を掲げたJリーグは大きな刺激になったはずだ。 バルセロナ(スペイン)やリヴァプール(イングランド)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、ナポリ(イタリア)など地名を冠した欧州名門サッカークラブの名はすぐ浮かぶ。これらのクラブはそれこそ地元市民にとってガウディの建築やビートルズの音楽、地ビール、ピッツァと遜色ない地元の誇るべき“宝”として存在しているだろう。

 被爆後の広島再生の希望を担って誕生した広島カープもすでにこの宝の域に達しているはずだ。Jリーグの鹿島アントラーズや浦和レッズなども創立当初から地域との絆が強い。いずれのチームも「広島」「鹿島」「浦和」と地名で呼んでも違和感ない。「名は体を表す」で地名のみで呼ばれるチームの地域密着度は高いとみて間違いないだろう。

 福岡ソフトバンクホークス埼玉西武ライオンズ北海道日本ハムファイターズ千葉ロッテマリーンズ東北楽天ゴールデンイーグルス東京ヤクルトスワローズ、横浜DeNAベイスターズなども今後地域密着度が高まれば、オーナー企業名は後景に退き、地名のみでチームを呼ぶ時代が来るかもしれない。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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