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「半病人状態」だった比嘉大吾をリングに上げてよかったのか?「減量神話」の罪

2018年5月16日 19時00分

 4月15日に横浜アリーナで行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで、国内ボクシング史上前代未聞の事態が発生した。

 前日に行われた計量で、王者・比嘉大吾(白井・具志堅)はフライ級リミットの50.8kgを900gオーバーし、2時間後の再計量も所属ジムの具志堅用高会長が「もう汗ひとつ出ない」として放棄、規定により2度防衛した王座を剥奪されたのである。それでも、試合自体はJBC(日本ボクシングコミッション)、WBC、プロモーターが協議し、翌朝8時の計量で4.5kgオーバーの55.3kg以内にリバウンドが抑えられ、健康状態に問題がない場合は決行されることになった。ただし、これも比嘉が勝つか引き分けの場合は王座は空位、挑戦者が勝った場合は新チャンピオン、という従来の規定に沿った変則マッチである。

 比嘉は当日の計量をなんとか600gアンダーでパスしたが、リング上での動きは冴えず、挑戦者のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に打ちまくられたため、9Rでセコンドが棄権を申し入れた。比嘉にとっては初の敗戦で、同時に日本新記録となる「16連続KO勝ち」の夢もついえることとなった。

●転級のタイミングを間違った比嘉陣営

 試合後、世界戦で日本人として初めて計量に失敗した比嘉には、「ライセンス無期限停止」の厳罰が下された。また、制裁金としてファイトマネーの20%が徴収され、具志堅会長らも戒告処分に付された。

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