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ソニー、一瞬の絶頂か…最高益の死角 直近四半期「722億円減益」の意味

2018年5月23日 00時50分

 2018年3月期のソニーの業績は予想通り過去最高だった。ただし、問題はこれからだ。これまでソニーは、主にスマートフォン向けの画像センサー(CMOSイメージセンサー)への需要を取り込んで経営をたて直してきた。世界の画像センサー市場で、ソニーのシェアは約45%に達する。ソニーのIT関連部材の需要がどう推移するかは、スマートフォンなどのIT機器への需要動向を考える尺度といえる。

 スマートフォンに関しては、機能面での差別化が難しくなっている。アップルのiPhoneも、中国のファーウェイの製品も機能はそう変わらない。機能面で人々を「あっ!」と驚かせる仕掛けは少なくなり、今後は価格競争が進みやすい。従来の規格に基づいたセンサー等の部品価格にも下押し圧力がかかるだろう。これまではスマートフォン向けの需要がソニーの業績を支えたが、その発想で今後の成長を実現することができるか、不確実性が高まっている。

●ソニーの業績ピークアウト懸念
 
 4月27日に行われたソニーの業績説明会では、すでに同社の業績がピークを迎えた可能性が示された。

 まず、2017年度通期の営業利益は7,349億円に達し、前年度から155%程度増加した。これは、20年ぶりの過去最高益の更新だ。背景には、半導体事業の営業利益が増加したことがある。その他の事業セグメントのなかで利益率が高いのは金融である。この2つの事業分野に比べると、ウォークマンやトリニトロンテレビで一世を風靡した家電分野の貢献は小さい。

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