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スルガ銀行、経営破綻も取り沙汰…不正融資の証拠隠滅の動き、金融庁が「検査忌避」の異例警告

2018年5月23日 00時10分

「かぼちゃの馬車」のシェアハウスオーナーへの融資を一手に引き受けてきたスルガ銀行横浜東口支店の支店長が3月末に、ひっそりと退職していた。ほかの役職員にも退職の動きがあったため、金融庁は5月11日までに、問題の経緯を知る役職員の恣意的な退職や解雇は「検査忌避になる」とスルガ銀行に警告、検査への協力を求めた。立ち入り検査中の金融庁は、「(スルガ銀行の)非協力的な姿勢が際立つ」(金融庁幹部)と苛立ちを強めている。金融庁は退職者に直接聞き取り調査ができないという盲点を突かれた格好になった。

「真っ当なビジネスに戻して、『群れ』に紛れてしまうなら(スルガ銀行のビジネスモデルは)本物ではなかったということだ」

 今頃になって金融庁の幹部はこう言い、かつて賞賛したスルガ銀行を突き放した。金融庁は2017年秋に公表した金融レポートに、地銀106行の本業の利益率を表したグラフを載せた。スルガ銀行は、このグラフの右上にある。利益率や利益の伸び率が突出して高かったからだ。貸出金利回りは3.6%超。1%強の有力地銀や、0%台に落ち込んだメガバンクと比べて、圧倒的な存在感をみせていた。

 だが、この高収益は、審査書類の改竄を認識しながら融資する“違法行為”によって生み出されていたものだった。スルガ銀行が、まともな融資に戻れば、金融庁幹部が切って捨てた“群れ”に入るのだろう。それにしても、真っ当な営業をしている地銀を“群れ”などと侮蔑していいのだろうか。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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