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スーツ需要蒸発…支出額4割減、イオンが約1万円スーツ販売の価格破壊で業界にトドメ?

2018年6月14日 00時00分

 ベンチャー企業やIT系企業を中心に、スーツを着用しないビジネスパーソンが増え、昨今はスーツ離れが叫ばれる。そのあおりを受けて、紳士服専門店の苦境が鮮明になっている。

「洋服の青山」を展開する青山商事、「AOKI」を展開するAOKIホールディングス、「はるやま」を展開するはるやまホールディングス、「紳士服コナカ」を展開するコナカの、大手4社の2017年度決算(18年3月期、コナカのみ17年9月期)が出そろった。

・青山商事:売上高2548億円(前年比0.8%増)
・AOKI:同1984億円(同2.3%増)
・はるやま:同570億円(同2.0%増)
・コナカ:同681億円(同2.2%減)

 4社中3社が増収なので悪くないように思えるが、詳細を見てみると、スーツ市場を取り巻く環境は厳しい状況にあることがわかる。

 青山商事とAOKIは、飲食店やカラオケ店など紳士服店以外の業態店も多く保有しており、それらが全体の業績を押し上げた一方、スーツを主力とする事業に関しては伸び悩みを見せている。青山商事のスーツを主力とするビジネスウェア事業の売上高は前年から横ばいの1887億円、AOKIのスーツを主力とするファッション事業の売上高も横ばいの1184億円と、それぞれ伸びていない。

 各社の既存店売上高は伸び悩んでいる。17年度は、青山商事のビジネスウェア事業が前年度比0.2%増、AOKIのファッション事業が0.2%増、コナカが4.0%減、はるやまが1.1%減だった。

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