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辻仁成流、占いとの付き合い方(辻仁成「ムスコ飯」エッセイ)

2018年7月17日 17時00分

還暦を迎える来年、大きなコンサートを予定しているのですが、暦を見たら「仏滅」とか「赤口」とかで、あまりいい日が出てきません。そこで占いをやっている友人に相談をしてみたら「え? 辻ちゃん、そういうの信じる方?」と意外がられました。

いえ、占いとか風水とか占星術とか実はあまり信じてはおりません。それには理由があるのです。実は離婚した’14年、私にとっては「最高の1年」になるはずでした。名前は言えませんが、超有名な占い師の先生方がこぞって「五黄土星の辻仁成、’14年は彼の人生の中で最高の1年となる。思ったこと、計画したことがすべて実現し、その後その勢いは晩年まで続く」と’13年の後半に太鼓判。少なくとも3人の大先生の発言を確認した私は、当然、すごい年になると思うじゃないですか?

ところが、年明けと同時に、最高の年どころか、青天の霹靂の離婚!「大丈夫、あの先生たちが最高の1年になると言ったのだから」と自分を慰め続けますが叶いませんでした。その後は皆さんご存知の通り、身も心も生涯で最悪、ボロボロになった1年が待ち受けていたのです(笑)。それでも、来年のコンサートを成功させたいから、日程を決めるのに方角や運勢を懲りずに調べている私……。なぜなら、一世一代のコンサートにケチをつけられたくないからであり、また、不安を抱えずその日を迎えたいから、であります。信じる信じないとは別に、晴れ晴れと前進したいからこそ、占いなどに耳を傾けるのかもしれませんね。

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