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麻疹・風疹の予防接種後に妊娠…胎児に影響はあるの?

2018年7月19日 17時45分

■妊娠・妊活中の抗体検査で麻疹・風疹の抗体がなかったら……
「検査をしたら麻疹の抗体がなかったのですが、今週期は人工授精をお休みして、予防接種を受けるべきでしょうか?」 麻疹流行の報道がされる中、私の勤務する不妊治療クリニックでもこのようなご相談をいただくことがぐっと増えました。同じように風疹の抗体がないことが分かった妊婦さんに「出産まで人と会うのは控えます」とお話されたこともあります。麻疹も風疹も予防接種によって予防することが可能な疾患ですが、妊娠中はワクチン接種することができず、また妊活中も接種後は2カ月間の避妊期間が必要になります。

今回は、妊娠中に麻疹・風疹にかかることのリスク、母体と胎児に起こりうる影響、また麻疹・風疹予防接種後の妊娠のリスクとその考え方について解説します。

■妊娠中の麻疹・風疹の母体と赤ちゃんへの影響

麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染によって感染します。感染力は極めて強く、抗体がない状態で感染者に接触した場合、90%以上が罹患すると言われています。成人の場合、麻疹に罹患すると重症化しやすく、とりわけ妊娠中、妊婦の場合には、免疫力が低下しているために肺炎などの合併症を併発しやすく、脳炎、心筋炎などの重篤な合併症による死亡率も高くなります。

また、麻疹の発疹の発現後2週間以内の早期に、早産、流産を引き起こしやすいため、妊娠中の麻疹の感染はとてもリスクが高いのです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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