0

日本企業の3分の1が廃業の危機!?<アトツギが日本を救う>

2018年10月11日 09時00分
iStock.com/Koji_ishii

 日本企業の9割以上は、同族経営の中小企業。その多くで経営者の高齢化が進み、後継者が決まっていません。中小企業の後継者不足は、まさに日本経済にとっての死活問題です。
 そんななか、『アトツギが日本を救う――事業承継は最高のベンチャーだ』を出版し、「若者よ、家業を継ごう!」と呼びかけているのが、株式会社サンワカンパニー代表取締役社長の山根太郎さん。
 家業を継ぐことなどまったく考えていなかったという山根さん。なぜ2代目社長となったのでしょうか? なぜ今、後輩たちに「アトツギよ、立ち上がれ!」と呼びかけているのでしょうか?

■亡くなる3日前の国際電話

 2012年8月。そのとき私は伊藤忠商事の社員で、上海に駐在していました。いつものように仕事をしていると父から電話があり、こう告げられました。

「やっぱり、お前しかおらん」

 父は、20代で事業を立ち上げた創業者です。私は、父の後を継ぐつもりはまったくありませんでしたし、父も「お前には継がさへん」と、よく言っていました。
けれども「やっぱり、お前しかおらん」。
このとき父は、末期の肝臓がんでした。ほとんど力が入らない手で、震えながら受話器を持ち、最後に会いたいということと、私に、会社を継いでほしいということを伝えてきたのです。

 父の体がそろそろ危ないということは知っていました。
 電話の1カ月前に母から連絡を受け、父に会いに行っていたからです。

「日本企業の3分の1が廃業の危機!?<アトツギが日本を救う>」のコメント一覧 0

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!