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進むバスツアー高級化 制度変更に揺れる業界、売りにできなくなった「安さ」

2016年6月5日 15時23分 (2016年6月9日 11時05分 更新)

バスツアーズが「究極のバス旅行」を目指し導入する、水戸岡鋭治さんデザインの新型バス「YUI PRIMA」(画像出典:神姫バスツアーズ)。

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乗客の荷物を預かるクローゼットや大容量の冷蔵庫も装備する計画です。

「このバスに乗ることを、まず目的にしていただきたいと思います。そして『日本の観光バスはこういうこともできるんだ』というインパクトを与えたいと考えています」(神姫バス、長尾 真社長)

 このバス車両を使って行われるツアーについて、詳細はまだ未定ですが、「日本の素晴らしい四季や名所、景色を最適な時期にご案内」し、これまでのバスツアーではあまり例のない1週間程度の旅程も考えているといいます。

 ツアー代金については、やはりまだ未定ながら、6泊7日の旅程では走行距離3000kmで、1人30万円を想定しているとのこと。ちなみに、JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」は1泊2日、2名1室で1人25万円からです(第9期)。

 現在、日本のバスツアー業界ではこの神姫バスツアーズ「真結」のように、「高付加価値化」の動きが目立ち始めています。

不安をぬぐうべく、高級路線を走り出したバスツアー業界 悲惨な事故も背景に

 旅行会社のクラブツーリズムでは、「ファーストクラスのバス」という同社の「ロイヤルクルーザー四季の華」シリーズに2016年4月、建築家の隈 研吾さんが監修した新車両が登場。同じく4月には、高速バスの運行や旅行業などを行うウィラーグループも、車内で調理した食事を楽しめる「レストランバス」をデビューさせています。また、大手百貨店の三越伊勢丹グループが手がける豪華バスツアーは1泊2日で15万円程度という価格ながら、2015年にバスを2台から4台へ倍増させる計画を明らかにしました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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