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カドカワ、業績好調な巨大メディアグループで問われる伸び悩み「ドワンゴ」の真価

2016年12月4日 09時01分

角川書店第2本社ビル photo by Lombroso CC BY 3.0

 先月13日放送のNHKスペシャル『終わらない人 宮崎駿』の番組内で、宮崎駿氏に対して人工知能で作ったCGを見せたところ、「生命の冒涜」だとして激怒されてしまった川上量生氏。

 同氏が代表取締役社長を務めるカドカワは、’14年に「ニコニコ動画」で有名なIT企業であるドワンゴと、大手出版社のKADOKAWA(旧:角川書店)による経営統合で誕生した。

◆増収増益を牽引する出版事業

 以降、積極的なベンチャー企業の買収やネットだけで学べる通信制高校「N高校」の設立を行うなど話題を振りまいている。そんなカドカワの経営状況はどうなっているのだろうか? 決算書を読み解き、最新の数字を追っていく。

 最新の四半期決算ではカドカワは増収増益。通期業績予想において、営業利益を31億円から60億円へとほぼ倍額に引き上げるなど、好調ぶりが見て取れる。それを牽引しているのは全社の売上の約半分を占める出版事業である。

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=118846

 映画が大ヒットしている『君の名は。』の原作小説など関連書籍を手がけていることが、大幅な売上・利益アップの原因だが、この事業セグメントには一時的なものにとどまらない成長が期待できる。

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=118847

◆独自路線でも好調な電子書籍部門

 出版業界は紙の雑誌が売れなくなったことなどを理由に20年間で1兆円も市場が縮小するなど非常に厳しい市況にさらされているが、電子書籍のマーケットは着実に成長しており、今後5年間でほぼ倍増して3000億円を超えると予想されている(参照: 「インプレス総合研究所『電子書籍ビジネス調査報告書2016』」)。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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