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「相馬野馬追」平和と繁栄、復興への願い~千年余りの歴史ある祭りの伝統を繋ぐために

2017年3月10日 11時05分 (2017年3月15日 10時54分 更新)

世界一の馬の祭典「相馬野馬追」


季節ごとに日本各地で執り行われる「祭り」。
夏の短い東北地方の夏祭りは、特に華やかなものが多いと言われているが、8月に開催される「青森ねぶた祭」や「仙台七夕祭り」に先駆けて開催される祭りがある。世界一の馬の祭典とも言われる、「相馬野馬追」だ。

相馬野馬追は、主に福島県の南相馬市を中心に行われる祭りで、1978年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。3日間にわたり開催され、1日目は相馬三妙見神社である相馬中村神社・相馬太田神社・相馬小高神社の「お繰り出し」ではじまり、「総大将お迎え」の儀式が行われる。2日目は騎馬武者たちが雲雀ヶ原祭場地を目指し進軍する「お行列」、「甲冑競馬」、「神旗争奪戦」が行われ、3日目の野馬を素手で捕らえる「野馬懸」で幕を閉じる。戦国時代さながらの騎馬武者たちの勇猛果敢な姿が見られる祭りである。
今から千年以上前に平将門が下総国小金ヶ原(千葉県北西部)に野馬を放し、敵兵に見立てて軍事演習に応用したことが始まりとされる。その後、平将門の遠祖とされる相馬重胤が奥州行方郡(現在の福島県南相馬市・飯館村)に移ってからは相馬地方で行われるようになった。代々伝承され、2017年の開催で1,080回目となる。

2011年3月11日の東日本大震災は、相馬野馬追の開催地である市町村にも甚大な被害を与えた。相馬野馬追は、震災の4ヶ月後となる7月の最終土曜日から月曜日にかけて開催予定であった。

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