0

岐阜県美濃市の重伝建地区選定までの取り組み~「うだつの上がる町並み」が残るまち②

2017年9月2日 11時00分 (2017年9月10日 10時55分 更新)

伝統ある和のしつらえ『水琴窟』の復元が町おこしのきっかけに


国内でも最大規模の『うだつの上がる町並み』が残る岐阜県美濃市。約9.3haに渡って江戸時代の建物を中心とした歴史ある建造物が軒を連ねる美濃町(みのまち)エリアは、地元市民らの保存活動をきっかけにして平成11年に『重要伝統的建造物群保存地区(以下:重伝建地区)』に選定され、今も大切に守られている。

前回のレポート①では、この地域の歴史と成り立ちについて紹介したが、今回は『重伝建地区』選定までの地元の取り組みと、新しい移住者の受け入れが活性化しているコミュニティの今を取材した。

================================================

お話をうかがったのは、会社役員の土本恭正さん(59)。美濃町で生まれ育ち、高校の同窓会や地域組織の代表などを務める地元の重鎮的存在だ。

「そもそも、美濃の町並み保存活動が本格的に始まったのは昭和50年代後半からだったと思います。地元の青年会議所が『今井家住宅』の中庭に水琴窟(すいきんくつ)を復元したのがきっかけでしたね。『重伝建地区』の選定はそのずっと後のことになりますから、地域の人たちの活動を経て『重伝建地区』選定の動きが始まり、今に至っているのです」(土本さん)

この『水琴窟』の復元は、美濃の町おこしのきっかけになった。



大学教授の指摘を受け、“当たり前”だと思っていた町並みの価値を再認識


昭和50年代当時、まだ美濃町に残る古い町並みのことはあまり世に知られていなかったが、美濃の視察に訪れたある大学の教授が「これだけ立派なうだつの上がる町並みが広域に渡って残っているケースは珍しい。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!