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岐阜県美濃市の重伝建地区選定までの取り組み~「うだつの上がる町並み」が残るまち②

2017年9月2日 11時00分 (2017年9月10日 10時55分 更新)
補助金の額は行政の懐事情によって異なるため、中には数千万円の補助金を受けることができる地区もあるそうだが、美濃市の場合は、9.3ヘクタールの選定地区内のすべての建物を対象に、戦前までに建てられた在来工法を用いた建物の『修理』の場合は上限600万円、戦後に建てられた比較的新しい建物の『修景』の場合は上限400万円と、建物の歴史的価値によって補助金額が異なっている。

「実は、重伝建地区に選定された直後は“正直、何も変わらんなぁ”というのが地元の反応でした。でも、選定を受けて5~6年が経った頃だったでしょうか?地元の伝統産業である『美濃和紙』と『うだつの上がる町並み』のコラボレーションで毎年10月に開催してきた『美濃和紙あかりアート展』のイベントや作品が注目を集めるようになり、大きな賞を何度か受賞したんです。

そのあたりから“美濃の『うだつの上がる町並み』の空き家を活用して新しい商売を始めたい”という移住希望者が増え始め、若いファミリーがこの町で暮らすようになりました。

『重伝建地区』に選定されることで町が変わるのではなく、選定を受けたことをきっかけにして、地元の産業やイベントのPRを上手に行うことで相乗効果につながり、町も人も活性化されるのではないかと感じました」

新しい移住者受け入れの条件は…“地元の祭り”に参加できる人


『うだつの上がる町並み』が続く一番町通りは明治・大正・昭和の初期まで和紙問屋で栄え、隣の二番町通りは周辺で最も活気ある商店街として戦後から昭和50年代まで栄えていた。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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