0

名古屋市「伏見地下街」の賑わいが復活!起爆剤となった「アート」と若き美術商の存在とは?

2017年11月14日 11時05分 (2017年11月18日 21時15分 更新)

10年前には閑散としていた地下街が、見事な復活を遂げた軌跡を辿る


全国各地の商店街が苦境にあえぐ中、「シャッター通り」から復活を遂げ、かつての賑わいを取り戻しつつあるのが、名古屋市にある「伏見地下街」だ。

10年ほど前までは、全国の駅前商店街と同じような光景が広がっていた。地下鉄伏見駅に直結した便利な立地にありながら、地下街を歩く人たちの姿はまばら。昭和レトロの趣が漂うといえば聞こえはいいが、軒を連ねる繊維問屋は開店休業状態で、通りには空き店舗が目立ち、すっかり活気が失せていた。

こうした状況にあった伏見地下街は、どうして奇跡の復活を為し得たのか。その起爆剤となったのは「アート」であり、復活の立役者の一人となった若き美術商の存在だった。



2010年から始まったアートイベント「あいちトリエンナーレ」が契機に


名古屋の地下街の歴史は、今を遡ること60年前、1957(昭和32)年の地下鉄開業とともにオープンした「名駅名店街」と「栄街名店街」に端を発する。そして、この2つの地下街に遅れること1日、「長者町地下街」の名称で開業したのが、現在の伏見地下街である。

名古屋市の長者町といえば、繊維問屋が集まる街として知られる。そんな長者町と地下鉄伏見駅とを結ぶ場所に、繊維問屋が建ち並ぶ地下街を形成しようと協同組合が組織され、繊維問屋ばかりが店を出す、世界に類を見ない地下街として話題を集めたのが「長者町地下街」だった。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!