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鹿と犬の鳴き声で「忌避音」開発 列車から鳴らし「鹿よけ」に 鉄道総研

2017年11月15日 15時10分 (2017年11月21日 06時17分 更新)

鉄道総合技術研究所が、「鹿の鳴き声と犬の鳴き声を組み合わせた忌避音」を利用した、鉄道車両と鹿の接触事故防止手法を開発しました。

鹿の目撃回数が約45%減少

 JRグループの公益財団法人鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は2017年11月14日(火)、「忌避音」を利用した、鉄道車両と鹿の接触事故を防止する手法を開発したと発表しました。

 鉄道総研が考案した「忌避音」は、鹿が仲間に危険を知らせる時に発する「警戒声」と、犬の鳴き声(咆哮音)を組み合わせたもの。警戒声によって鹿の警戒心を喚起し、犬の咆哮音によって鹿を遠ざける手法です。「忌避音」は走行する車両から鳴らすため、鹿の侵入を防止する柵など、従来の対策を実施できない箇所に有効といいます。


「忌避音」を利用した鹿の車両接触事故防止手法のイメージ(画像:鉄道総研)。

 鉄道総研は、接触事故が多い冬場の夕方から深夜にかけ、約3秒間の鹿の警戒声と、約20秒間の犬の咆哮音を組み合わせた音を、走行する車両から繰り返し鳴らす試験を実施。その結果、車両走行100km当たりの鹿の目撃回数が13.6件から、約45%減の7.5件になったといいます。

 今後、北海道、四国、九州の山間部などでの検証や、あらかじめ選定した区間で自動的に吹鳴する装置の開発が進められ、2018年度中に実用化のめどがつけられる予定です。

【画像】鹿と犬の鳴き声で構成される「忌避音」


実地試験で使用された「忌避音」の構成イメージ。約3秒間の鹿の警戒声の後に、約20秒間の犬の咆哮音が続く(画像:鉄道総合技術研究所)。

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