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『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』。名作住宅を巡る2人の天才建築家と運命

2017年11月21日 11時04分 (2017年11月29日 10時55分 更新)

才能溢れるアイリーン・グレイという女性


史上最高額1950万ドル(約28億円)で落札された椅子がある。
イヴ・サンローランピエール・ベルジェの家にあったその椅子は、2009年「イヴ・サンローランピエール・ベルジェ・コレクション 世紀のオークション」で落札された「ドラゴン・チェア」。その椅子の作者は、1920年代に活躍した家具・インテリアプロダクトデザイナーであるアイリーン・グレイだ。彼女はまた才能豊かな建築家でもあった。

1920年代にインテリアプロダクトデザイナーとして活躍したアイリーン・グレイ……彼女はアームチェア<ビバンダム>やサイドテーブル<E-1027>など、インテリア好きの方なら見ればわかる、リプロダクトでも人気が高く名作と呼ばれる家具を残している。
アイリーンは1926年、自身の別荘を南仏カップ・マルタンに完成させる。<E.1027>と呼ばれるその別荘は、彼女が建築家として最初に設計し、手掛けた住宅であるが、長い間建築界ではル・コルビュジエの作とされていた。また、その誤解をコルビュジエ自身あえて否定しなかったようだ。

現在(※2017年11月)、近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、同時代に生きたアイリーン・グレイの交流と愛憎のドラマを描いた『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』という映画が公開されている(※2017年11月現在 Bunkamuraル・シネマほかにて上映中)。

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