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気になる老後資産、“現金神話”頼りで本当に大丈夫?

2017年11月24日 18時00分 (2017年11月27日 17時51分 更新)

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。

現在59歳ですが、65歳からの年金額では充分ではないため、65歳以降に支給される安定的な収入源を、いまから準備しておきたいと思っています。現在、株式と投資信託を少し持っていますが、これらをいくつか売却し、老後準備を進めるためには、どのような投資や運用法がよいのかをご教示ください。株や投資信託で失敗した経験もあり、65歳以降のことを考えると「現金が安全かな」とも考えています。
(50代後半 男性)

内藤:ご質問ありがとうございます。

シニアの資産運用は、30代40代の資産形成期とは異なります。そのポイントは2つ。

1つはリスクを取り過ぎないこと。そしてもう1つは、値上がり益よりも金利や家賃収入のようなインカム収入に軸足を移していくことです。

リスクコントロールの観点からは、株式や株式を組み入れた投資信託の比率を落とし、債券や債券ファンドなどの比率を高めるようにします。これによって株価の変動による資産の浮き沈みを抑えることができます。


変動リスクを抑えた投資へ

株式や株式を組み入れた投資信託は主にキャピタルゲイン(値上がり益)を目指す投資です。資産形成期であればキャピタルゲインを狙う投資を中心にすべきですが、シニアになればインカムゲインにシフトさせていくべきです。

また、外貨資産の組み入れ比率も20~30%程度に抑え、為替変動による差損リスクを抑えるようにします。

株式型資産と外貨資産の比率を下げた結果、円の債券型資産の比率が高くなります。

個人向け国債の10年・変動金利型のような金利変動によって価格が変化しない信用度の高い債券を組み入れ、守りの運用をしていくようにしましょう。

日本に限らず先進国の債券金利は金融緩和によって低下しており、金利から得られるインカムゲインは減少しています。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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