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重要文化財に指定された「旧双葉幼稚園園舎」。3代に渡り園長が守った建物を見てきた

2017年12月6日 11時06分 (2017年12月11日 22時55分 更新)

十勝管内の建築物で初、重要文化財に指定された「旧双葉幼稚園園舎」


北海道帯広市に91年もの間「赤い丸屋根の幼稚園」として市民に親しまれた旧双葉幼稚園の園舎が、2017年7月に重要文化財に指定された。十勝管内の建築物でははじめてとなる重要文化財である。
双葉幼稚園は、1911年に帯広ではじめての幼稚園として誕生し、1922年に現在の園舎が完成した。2010年には登録有形文化財となり、2013年に100回目の卒園式を迎えたあと、幼稚園としての長い歴史に幕を閉じた。閉園以来、旧職員など関係者らで結成した「双葉幼稚園保存期成会(現栴檀の会)」が重要文化財の指定を目指し、資料整理に取り組んできた。園舎には、建設当時の設計図や寄附帳、保育日誌など100年分の膨大な資料が残されていたため、重要文化財の指定に十分な資料を示すことができたのであろう。だが、関係者の方たちだけで整理するには大変な苦労があったと推測する。

普段は公開していないが、重要文化財の指定を記念して、一般公開「双葉幼稚園展」が行われたので取材に訪れた。園舎の活用方法を地域住民らと考える機会にしようと栴檀の会が企画した。栴檀の会は、30年近く双葉幼稚園の改修に携わってきた建築家の川村善規氏、双葉幼稚園の園長の直系の一族である河野マリ子氏に加え、旧職員2名の4名で活動している。

園舎は建築当初のガラスが今も残るなど、91年間現役の幼稚園として使われていたとは思えないほど状態が良い。

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