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トランプ大統領が利用する「コミュニケーション革命」の正体

2017年12月8日 08時00分 (2017年12月9日 17時46分 更新)
衝撃の大統領選後、就任1年が経過したドナルド・トランプ氏の支持率は、歴代大統領の中でも最低水準の33~34%ほどに低迷しています。彼に大統領の資質があったのか、あるいは彼の政策が適切か否か。このコラムで議論したいポイントはそこではありません。

選挙戦の前から世界中のマスメディアに批判と非難の集中砲火を浴びていた彼は、なぜアメリカ大統領に選ばれたのでしょうか。そしてなぜ今なお、圧倒的な世論の逆風の中でも権力の座に居続けられるのでしょうか。

その答えは、コミュニケーション革命にあります。

人類が最初に手にした情報のアウトプットツールは「文字」です。かつてエジプトでは、文字の読み書きを学び「書記」の仕事に就くことは、絶大な権力を手中にすることと同じ意味でした。もともと難解だったヒエログリフ(神聖文字)およびその文法は、時代の経過とともに、一般の民衆には読み書きができないよう故意に複雑化が進められたといいます。だから古代文字の解読は困難なのです。

つまり「文字」はもともと「暗号」であり、「文字」が表す「情報」とは権力そのものだったのだということがわかります。政治家は情報を独占して、都合の良い事実だけを歪曲して開示することで、大衆を思うがままにコントロールしてきたのです。

その構造は、現代に至るまで大きく変わることなく受け継がれてきました。時の権力者がメディアに介入して情報統制してきた事例は、世界中のあらゆる国と時代に見つけることができます。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    まあ、オバカ大統領の8年間は暗黒の時代とも言われる。暗礁する重鎮政治と矛盾するアメリカ政治、いま、素人的疑問をアメリカは説明するべきかもね。

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