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密集市街地を個性豊かで魅力的なまちに「密集市街地再生フォーラム2017」

2017年12月12日 11時05分 (2017年12月18日 17時55分 更新)

画一的な再開発手法の転換が求められている


大都市などで老朽化した木造建築物が密集し、道路や公園の空間なども十分に整備されてない、いわゆる「密集市街地」ではその改善が大きな課題となっている。火災や地震が発生したときには広範囲の延焼が懸念されるほか、住民の避難に必要な機能も確保されていないのだ。

とくに東京都や大阪府を中心に、国土交通省が指定した「地震時等に著しく危険な密集市街地」(2012年公表)は全国で約6,000haにのぼり、そのうち首都直下地震の発生が想定されている東京都が約1,700ha、そして大阪府が約2,200haを占める。

その一方で、密集市街地を形成する「木密地域」には、都心部に近く利便性が高いこと、あるいは独自の文化やコミュニティが形成されていることなど、それぞれの地域で特色をもった魅力が醸成されていることも多いだろう。

これまでの自治体や民間による、密集市街地あるいは駅前の再開発・都市再生では防災対策に主眼がおかれ、古い木造建築物を取り壊し、区画を整えて道路を整備し、中心エリアに高層ビルやタワーマンションを建てるといった、画一的な手法がとられる場合が多かったことも否めない。まちが新しく綺麗になり、防災機能が向上するのと引き換えに、まちの個性や魅力が失われた例も少なくない。

しかし、これからの密集市街地整備では防災機能の向上とともに住環境を改善し、安全性と暮らしやすさの両立を目指したまちづくりが求められている。

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