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“熊本地震からのすまいの再建”がテーマ『くまもとアートポリス建築展2017シンポジウム』

2017年12月30日 11時00分 (2018年1月9日 10時55分 更新)

シンポジウムや写真展などが開催された、くまもとアートポリス建築展2017


熊本県が1988年から継続して進めている「くまもとアートポリス(以下、KAP)」。これまでに数々の優れた建築物を生み出してきた。2016年4月に熊本地震が発生してからは、仮設住宅や被災者の交流の場となる“みんなの家”の整備にも取り組んでいる。KAPと連携する学生たちの被災者支援プロジェクト「KASEI」の活動については、以前の記事でも紹介した。

今年度開催されている「くまもとアートポリス建築展2017」も、メインテーマは熊本地震からの復興だ。熊本市現代美術館で来年1月8日まで開催中の「みんなの家の展覧会」と、12月10日に行われたシンポジウムを見学してきた。

「みんなの家の展覧会」を企画したのは、“みんなの家”の建設や運営に携わる建築家ユニット、クライン ダイサム アーキテクツ。展示作品は、仮設住宅の入居者たちが一眼レフカメラの使い方を学んで自ら撮影した、熊本地震後の暮らしの情景だ。

会場で上映されている、撮影者たちのインタビューが印象的だった。「被災後は写真を撮るのも撮られるのもいやだった。でも、自分たちには記録を残す義務があると思った」と語る男性は、地震で傾いたままの地蔵を撮った。また、ある人は「写真撮影という難しいことに挑戦する気持ちが、自分の中に残っていた。まだ終わりじゃないと思った」と語る。カメラを手にすることで、空や花や人々の表情の変化に気付くようになったという人もいた。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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