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菊竹清訓の米子「東光園」が登録有形文化財に。記念シンポジウムに建築家・伊東豊雄氏が登壇

2018年1月2日 11時00分 (2018年1月10日 10時55分 更新)

“メタボリズム”を提唱し、戦後日本の建築をリードした建築家・菊竹清


菊竹清訓(きくたけきよのり、1928−2011)という建築家をご存じだろうか。東京・両国にある江戸東京博物館(1992年)や福岡・太宰府の九州国立博物館(2004年)などを手掛けた建築家だ。東京では、銀座通り口の交差点にあった「ホテル西洋銀座(銀座テアトルビル、1987年)」や、上野・不忍池のそばに建っていたギザギザの塔「ソフィテル東京(元ホテルCOSIMA、1994年)」を記憶している人も多いのではないか。西武渋谷店のLOFT館(1987年)やMovida館(元SEED館、1986年)の原設計も菊竹によるものだ。ほか、大阪万博のエキスポタワー(1970年)、沖縄海洋博のアクアポリス(1975年)、愛・地球博のグローバル・ループ(2005年)など、博覧会のシンボル施設を数多く手掛けた。

建築史上では、1960年代に、黒川紀章や槇文彦らとともに「メタボリズム」という概念を提唱したことでも知られる。「メタボリズム」とは「代謝・更新」を意味する言葉だ。また、菊竹の事務所は伊東豊雄内藤廣など、世界的に活躍する建築家を大勢輩出している。

その菊竹が1964年に完成させた初期の代表作が、鳥取県米子市の皆生温泉にある「東光園」だ。今年、その本館「天台」が国の登録有形文化財に登録された。これを記念して、去る11月26日、東光園本館ロビーを舞台にシンポジウムが開催された。

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