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徳島市ひょうたん島クルーズで約30年かけた水辺再生を聞いてきた

2018年1月3日 11時00分 (2018年1月11日 10時55分 更新)

川の中に自転車が100台、かつて川は荒れていた


日本には水都と呼ばれるまちがいくつもある。四国の徳島県徳島市もそのひとつ。日本の三大暴れ川は坂東太郎と呼ばれる利根川、筑紫次郎の筑後川、四国三郎の吉野川と言われるが、徳島市はその三郎くんの河口近くに位置し、市内には吉野川水系の138川(!)が流れる。

そのうちでも市内の中心部をぐるりと、まるでひょうたんのような形で流れているのが新町川、助任川。かつては今よりも幅が広く、徳島城の外堀として機能していたそうだが、昭和30~50年代は魚がいなくなるほどの汚い川だったという。それが今では市内観光の目玉、ひょうたん島クルーズで知られる。

きっかけとなったのは1987年。当時、川の近くにある東新町商店街の事業部長をしていた靴店経営の中村英雄氏に、市の観光課から「阿波踊り期間中の昼間に、なにかイベントをしてほしい」と話があったことに始まる。中村氏はドラム缶を組んだいかだレースを企画、多くの参加希望が集まったが、そのスタート時に撮った写真がショッキングだった。いかだではなく、ゴミばかりが写っていたのである。臭いもひどく、当時は阿波踊りの季節には川に消臭剤を撒いていたという。それ以前の1980年頃に徳島市青年会議所が川の掃除をした時には、川の中に100台以上の自転車があったというから、今の姿からは想像できない状況だったのだ。



27年間、ゴミを拾い続けてきた結果


その状況を変えようと、以前から一人で川の掃除に取り組んでいた中村氏は活動を本格化させる。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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