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徳島市ひょうたん島クルーズで約30年かけた水辺再生を聞いてきた

2018年1月3日 11時00分 (2018年1月11日 10時55分 更新)
1992年にNPO法人新町川を守る会(以下守る会)を作り、毎月1日、第3土曜日に川掃除を有志10人ほどと始めたのである。しかも、そのやり方は網でゴミを掬うという地道なもの。効率は悪いが、その姿を見せることで、見る人が捨てないようにしようと思うことを狙ったのである。とはいえ、当初は掃除をしている人たちを見ながら、平気でゴミを捨てる人がいたとか。20数年前、まだ、まちの美化という観念が薄かった時代なのかもしれない。

だが、雨が降ろうがゴミを掬い続ける、この27年間で1~2回しか休んだことがないという地道な活動ぶりに感銘を受け、県や市にあの活動を応援すべきと声を上げる人たちが出始める。開始から3年ほど経った頃である。そうした声に県の河川課が応援してくれるようになった。さらにその頃には掃除をする人も50人ほどに増えていた。また、徳島県剣山系一帯で産する緑泥片岩、通称阿波青石を使った護岸の整備も始まっており、水辺の風景は徐々に変わり始める。

ひょうたん島クルーズも1992年に徳島市が1隻で始め、現在は守る会が4隻を使って毎日、11時から40分おきに運行している。所要時間は約30分で、中心市街地の周囲6キロを巡る。昨年は年間約6万人が乗ったそうで、うち、市外、県外、海外からの人が7割ほどだ。


建物も水辺を向き始めている


イベントも各種行われている。1989年8月に徳島市が市制100年を記念して川沿いに水際公園を整備したが、その年の9月には新町川リバーフェスティバルが行われ、橋の上では結婚式も行われた。

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