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徳島市ひょうたん島クルーズで約30年かけた水辺再生を聞いてきた

2018年1月3日 11時00分 (2018年1月11日 10時55分 更新)
守る会は国土交通省の河川協力団体第一号であると同時に道路協力団体としても第一号で、川に限らず、まちの美化全般に取り組んでいるのである。

かつて川を掃除する姿を見て県や市に声をあげてくれた人がいたように、花を植えるプロジェクトも広く賛同を得るようになっており、2017年には300人ほどが集まって植えたとか。清掃にも120人を超す人が集まるそうだ。

それを可能にしているのは率先して手と身体を動かし続け、誰に対してもオープンな中村氏の姿だ。取材時に桟橋に行くと水際の吸い殻を拾っていらっしゃり、朝一番の、私一人だけの乗船は中村氏が担当、丁寧な説明をしてくださった。こうした地道な作業を30年近くほぼ毎日続けていると思うと、頭が下がる。

守る会の特徴のひとつは、個人・法人会員の会費や寄付が大きな割合を占めていることだ。会員は個人で260人ほど、法人で40社ほどというから、それほど多いようには思えないが、現在運航している4隻がすべて寄付によるもの、各種イベントにかかる費用も一部の助成金を除けば大半は寄付と聞けば、いかに中村氏の活動が共感を得、敬意を払われているかが分かる。地元のみならず、国土交通省など中央官庁の中にも中村氏のファンは多いとも聞いた。むべなるかなである。


水辺の歴史を知ればまちが見えてくる


さらに中村氏はまだまだやる気である。公益財団法人徳島経済研究所が2017年秋に発刊した「徳島経済 99号」によると、世界から四国を訪れるヨットを受け入れ、交流する海の駅を作りたい、吉野川交流推進会議で吉野川をまるごと博物館にしたい、そしてこれから30年かけて後継者に事業を引き継ぎたいという。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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