0

中国に歩み寄るフェイスブックらが直面する「厳しい現実」

2018年1月19日 17時30分 (2018年1月21日 12時46分 更新)
フェイスブックは1月9日、中国のスマホメーカー「シャオミ(小米)」と提携し、VRヘッドセットを中国の消費者向けに発売すると発表した。「Mi VR Standalone」と呼ばれるこのデバイスは中国限定で販売される。

このヘッドセットにはフェイスブック傘下の「オキュラス」のロゴがプリントされており、2009年から中国での利用を禁止されたフェイスブックにとっては、中国市場への再参入を記念する製品になる。マーク・ザッカーバーグは以前、大気汚染の激しい北京でマスク無しでジョギングをするなどのパフォーマンスで、中国市場への意欲をアピールしていた。

一方でグーグルも昨年末にアジア地域では初となるAI人工知能)の研究所を北京に開設すると宣言し、地元の研究者らと共同でリサーチを行うと発表した。中国政府は2030年までにAI分野で世界のリーダーになるとの目標を掲げており、中国のAI産業はその頃には1500億ドルの価値を持つようになると述べている。

現地のアナリストは「中国政府はAIなどの新たなテクノロジーを、海外から呼び込もうとしている」と述べた。

ただし、ビジネス面で考えると中国市場の先行きは不透明だ。2017年の第3四半期に、中国では10万8000台のVRヘッドセットが出荷されたが、「HTC」のような国際ブランドや中国の「DPVR」や「Pico」といった現地企業が顧客を奪い合っている状態だ。中国でSNS事業を展開できていないフェイスブックが、低価格競争の市場でどこまでアピール可能かは分からない。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!