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20代を襲った突然の難病…借金も抱え家計は“火の車”

2018年1月19日 18時00分 (2018年1月22日 06時51分 更新)

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。

私は昨年、新社会人としてスタートしました。月の手取りが約21万円、家賃4万7千円で、保険は会社の社会保険のみ加入している状況です。深いことは考えずに、毎月の収支はプラスマイナスゼロ、ひどいときはカード会社からキャッシングローンを借りて生活をしていました。ギリギリの生活をしていたなか、国の難病指定になる病気にかかり、現在も治療のため入院しています。

運良く、入院前に約50万円ほどの夏のボーナスが入ったことと、親の援助も受けつつ、高額療養費を利用して、今は入院費を支払っています。今月末には退院できると思うのですが、それ以降も難病のため、「すぐの仕事復帰は難しい」と医者に言われています。

それまでは会社の保険から月に13万円ほどの傷病手当金が振り込まれる予定なので、それを生活費や入院費に当てるつもりです。現在利用している高額療養費で支払った入院費は難病の特定疾患認定証が交付されれば、還付金として払い戻しができるそうです。

しかし、いつ特定疾患の認定証が交付されるかもわからず、交付後も改めて還付金のための申請を出さなければいけないため、現段階ではその資金に対して、あまり大きな期待はしておりません。これにプラスして、現在月1万5,000円のキャッシングローンの返済もしています。

現在はお恥ずかしながら両親に金銭面での援助をお願いしている状況ですが、今後仕事復帰をした際には、改めて自分の資産について考え直し、人生プランを再設計したいと考えています。長くなってしまいましたが、生活が落ち着いて元の職場に戻ったら、今後は定期預金等も行い、貯金したいと考えています。不明瞭な質問になってしまい恐縮ですが、資産運用など今後どのようにプランを行えばよいか、アドバイスいただけたら幸いです。

ちなみに現在の職場では、夏と冬にボーナスが支給されます。通常は70万円ほどです。今は病気のこともあって、難しいですが30歳を過ぎたら民間の保険にも入ることもできると聞いたので、保険加入も視野には入れています。
(20代前半 独身 男性)

深野:大変な状況の中、ご質問ありがとうございます。1日でも早く難病の特定疾患認定が交付され、また再び仕事に復帰できることを願うばかりです。


投資を始める前に

早速、回答に移らさせていただきます。現在のご質問者の状況を考えると、資産運用(今回は投資と考えていただきたいのですが)を始めるには早すぎる気がしてなりません。

投資を始める前に、貯蓄体質になるための家計の運営を心がけることです。

現状は致し方ないとしても、両親からの金銭援助なしに家計をやり繰りすること。キャッシングローンを1日でも早く完済することが最優先になるはずです。

これら2つをクリアすることができたら、次は毎月の収入やボーナスから積立貯蓄を行うようにして、家計を貯蓄体質に改善していきます。

勤務先に財形貯蓄制度が導入されていれば、給与天引きで積立できる財形貯蓄を優先します。財形貯蓄制度が導入されていないのであれば、給与が振り込まれる銀行で自動積立貯蓄を行いましょう。


慌てずに最低限の貯蓄を

最低でも、まず毎月の生活費の4カ月分を貯めることをアドバイスしますが、質問者の場合は現状、民間の生命保険に加入することができませんので、一般の方よりも少し多目に貯金を確保されるとよいでしょう。

最低でも6カ月、より慎重を期すならば9カ月から1年分は確保しておいた方がよいと思われます。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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