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五輪前日に軍事パレードを行った北の事情

2018年2月15日 09時15分 (2018年2月16日 09時11分 更新)
韓国の平昌(ピョンチャン)冬季五輪が2月9日、開幕した。この冬季五輪には北朝鮮が選手団を派遣し、開会式では韓国との合同チーム「コリア」として入場行進をした。一方で、北朝鮮は8日に大規模な軍事パレードを強行。核・ミサイルの開発も続けており、国際的な非難を集めている。北朝鮮の狙いは何なのか――。
■異色ずくめのスポーツの祭典
韓国の平昌(ピョンチャン)冬季五輪が2月9日、開幕した。
韓国では1988年のソウル夏季五輪以来、30年ぶりの五輪開催だ。冬季五輪では史上最多となる92カ国・地域から約3000人の選手が出場する。
そこで「平和なスポーツの祭典でのトップアスリートたちの活躍に大いに期待したい」と書きたいところだが、今回の冬季五輪はかなり違う。異色ずくめなのだ。
なぜならば核・ミサイルの開発をやめない北朝鮮が年頭に突然、五輪に選手団を派遣すると表明したからだ。この北朝鮮の表明に対し、韓国が歓迎の意を表し、北朝鮮の参加の準備がどんどん進んだ。一方で北朝鮮は五輪直前の8日、朝鮮人民軍創建70年を記念する大規模な軍事パレードを強行した。
新聞各紙も2月9日付の社説で平昌冬季五輪と北朝鮮をテーマにしている。そのなかでも朝日新聞は「金正恩氏の妹の訪韓」に焦点を絞り、東京新聞は問題の「軍事パレード」にポイントを置いている。ともに他紙の社説を尻目に平昌冬季五輪の実態をよく描いている。
■雪解けを演出し、対外イメージの改善を狙っている
朝日社説はタイトルに「金正恩氏の妹」、見出しに「訪韓を説得の機会に」と掲げ、こう書き出す。
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