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日本酒界の異端児「醸し人九平次」が明かす“ドラマ”

2018年2月23日 11時30分 (2018年2月25日 18時31分 更新)

醸(かも)し人九平次。このちょっと謎めいた響きの日本酒ブランドが今、海外でも「KUHEIJI」として注目されています。製造するのは名古屋市の東部、緑区に江戸時代から酒蔵を構える「萬乗(ばんじょう)醸造」。国内の他の日本酒ブランドとは一線を画し、ワインを意識した酒づくりを追求、実際にフランスでのワインづくりにも乗り出しています。

そんな“異端児”な酒蔵が昨秋から「出張日本酒セミナー」を始めました。自社の宣伝やプロモーション活動ではなく、「日本酒とは何か」を理解してもらうための講義とテイスティングの会だというのです。そこで語られた職人たちの「ドラマ」の一部をお伝えします。


若き蔵人が腕を磨く職人技の世界

名古屋駅近くで設けた会場に、酒蔵からやって来たのは中川宣晴さんと白井一徳さん。30代と20代の若き蔵人です。

萬乗醸造全体で、従業員約20人の平均年齢が28歳ほどという若さ。中川さんは20歳だった13年前に、白井さんは3年前に入社して修行を積んできました。ただ、他の蔵元とは違って酒の仕込みに没頭すればいいわけではありません。社員自らが米づくりをはじめ、幅広い仕事と知識の体得を求められるのです。

そんな2人によるセミナーは、「お酒の基礎知識」から始まりました。

酒は醸造酒と蒸留酒、混成酒などに分かれ、醸造酒の代表がビールやワイン、日本酒。その共通点は糖を「酵母」によってアルコールに変えること。この過程が「発酵」です。

ワインはブドウを直に発酵、日本酒は米のでんぷんを麹(こうじ)によって糖に変えてから発酵させます。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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