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【23区の格差】港区と足立区の差を生み出した原因は何か?

2018年3月1日 11時04分 (2018年3月9日 10時55分 更新)

港区と足立区の格差は40年以上前はあまりなかった!


『23区格差』(2015年)という本があって、2012年の港区区民の平均所得は904万円だが、足立区は323万円、3倍近い差があると帯に大きく書いている。だが私は、それを見たとき、それくらいの差はあるだろうと、まったく驚かなかった。

そもそも区ごとの所得格差については社会学者で階級論が専門の橋本健二が2011年に『階級都市』という本で指摘している。それによると1985年は最も所得が高い千代田区と最も低い足立区の差は2.3倍だった。しかし2009年は3.6倍に拡大しているというのである。

今回、自分で改めて23区別の所得の統計をさかのぼって調べてみて、ちょっとびっくりした。1975年は、港区と足立区の差が1.57倍しかなかったからだ。それに対して2015年の差は3.06倍もある。40年で港区と足立区の差は2倍広がったのだ。

私はもっと古くから港区と足立区の格差は大きかったと思っていたのだ。だって、ビートたけしが漫才ブームで登場した1980年ごろ、すでにたけしは足立区の貧乏なペンキ屋のせがれであることをネタにしていた。だったらもう80年には十分な地域格差があったはずだ。だが今のほうがずっと差が広がっているのだ。
 
詳しく数字を見る。それぞれの区の区民で所得のあった人の平均所得を示したのが下表である。1975年は実は千代田区がいちばん所得が高く228万円、対して足立区は142万円。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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