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名古屋市「鍋屋上野浄水場」と戦争の爪痕が残る貴重な建築物「旧第一ポンプ所」

2018年3月3日 11時00分 (2018年3月11日 10時55分 更新)

「日本一・安全でおいしい水道水プロジェクト」に取り組む名古屋市


名古屋市は現在、「日本一・安全でおいしい水道水プロジェクト」を実施中だ。2016年度から2020年度までの5年かけ、安全でおいしい水道水を安定して届けるための技術的取り組みなどが行われている。この取り組みは、1979年に“うまい水研究会”を立ち上げたことからはじまり、つながってきたものだという。ここ数年の市政世論調査でも名古屋の魅力として水道水のおいしさが上位にあがっており、市民に浸透していると思われる。

今回の取材では、そんな名古屋の水道水を作り出している浄水場のひとつ、鍋屋上野浄水場を訪れた。名古屋市で最初につくられた鍋屋上野浄水場は、1914(大正3)年に完成。敷地内には、完成当時の貴重な建物も残されている。100年を超えて名古屋の水道を支えてきた施設に迫りたい。



広大な敷地を要するも、エコな浄水システム「緩速ろ過」を残す希少な施設


鍋屋上野浄水場は、敷地面積13万7325m2と広大だ。これだけの敷地を要するのは、浄水方式に理由がある。案内を務めてくださった名古屋市上下水道局の山之下安治さんにお伺いした。

「日本全体では2400ぐらい浄水場がありますが、そのうち緩速ろ過方式は350か所くらい。水量でいうと、緩速ろ過は日本全体の浄水量の3%ほどです。というのも、緩速ろ過方式は、ゆっくりと水道水をつくるので、大きな池がたくさんいるからです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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