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岩村城下町・重伝建地区の空き家がゲストハウスに。まちづくり会社を立ち上げて奔走した地元住民の熱意

2018年3月14日 11時05分 (2018年3月21日 10時55分 更新)

貴重な町家群。20年以上空き家になっていた建物が取り壊しの危機に


岩村藩三万石の城下町として栄えた恵那市岩村町。1998年「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)」に選定されて以降20年間、まちの人たちによって美観が守られてきた地域だ。
前回のレポートでは、岩村城下町に残る重伝建地区のまちなみ保存について紹介したが、今回はそのエリア内に誕生したゲストハウス『やなぎ屋』を紹介したいと思う。

城に向かうメインストリートにあたる本通りを南北に横切る柳町地区。ここは江戸時代には足軽長屋が立ち並び、10軒棟続きの町家など貴重な建物が残る地域だ。
『やなぎ屋』がこの場所にオープンしたのは2年前、2016年の4月のことだ。
20年以上も空き家になっていて、取り壊しの話もでていたという町家がどのようにして生まれ変わったのか―。



地元有志がまちづくり会社を設立し空き家を購入


板張りの引き戸をそっと開けると、
「待っとったよ」と笑顔で出迎えてくれたのは、『やなぎ屋』代表の宮澤博光さん。この日、ゲストハウスの手伝いに来ていた土岐幸枝さんも一緒にお話を聞かせてくれた。

「もともとは、染色工場だったみたいだけれど、もう20年以上空き家になっとって、老朽化も激しいし、市からも防犯防災の面でなんとかしないかんなぁという話がもちあがったんです。更地にしてしまおうという話も出たけど、ここは重伝建地区でしょう。これだけ続く長屋の中で、一軒だけ更地になってしまうのは景観を損ねてしまう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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