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ファミマのサンドイッチ、パンの「耳」に目を付けたら売れた訳

2018年6月13日 07時00分

よく見ると耳が微妙に残っているファミマのサンド

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 ファミリーマートのサンドイッチ「ファミマプレミアムサンド」が好調だ。2013年の発売から18年5月までに累計1億3000万食を突破。税込328~368円と他のサンドイッチより100円程度高めだが、女性や中高年男性を中心にファンを増やし売り上げは右肩上がりという。

●普通なら耳は「全くないか全部あるか」

 このサンドイッチ、ちょっとした特徴がある。食パンの「耳」が中途半端に残っているのだ。言われてみないと気付かないが、実際に食べるとちょっと柔らかめの耳の食感とパンの香りが口に広がる。

 担当者によると「他のコンビニのサンドイッチは耳を全部切ってあるか、逆に全部ついているものが一般的」という。同社もヒットの理由の1つとして挙げるこの工夫。でもなぜ、耳を半端に残すと売れたのか?

 同社によると、ファミマプレミアムサンドは通常より高級さを打ち出したサンドイッチとして開発をスタート。具材にこだわったほか、食パンには熟成期間が異なる2種類の生地を使い、塩こうじを加えるなどして工夫した。

 ただ「素材にこだわった商品は他社でもある。プレミアムな商品として売り出すには他の点で差別化したい」(同社の担当者)と目を付けたのが「耳」だった。

●地味な「耳」が消費者に与えたインパクト

 特に着目したのが食パンの耳特有の「香ばしさ」。これが最初の一口目で口の中に広がるように計算した。ただ、耳が全部あると食感はどうしても硬くなる。「耳を少し残してカットし、食パンの香ばしい味わいを残した」(担当者)

 そのため、工場では耳を半端に切るための専用の機械を使用。使った食パンそのものも一般的なものより耳が柔らかい専用品を選んだ。

 たいていのサンドイッチでは切り捨てられてしまう、地味な「耳」。しかし、「パンの耳という意外な部分で消費者に驚きを与えた点がヒットにつながったのでは」とみるのは流通アナリストの渡辺広明さん。

 「多くの人はパンの耳が硬いと思っている。しかし、柔らかめの耳が半端にパンについていたら、食感に驚きを感じられる。驚きがある商品は人の心に残るもの」(渡辺さん)

 毎月、膨大な数の商品が登場しては消えるコンビニの棚。定番品として消費者に愛されるには、一見気付きにくいニッチな工夫も大事なのかもしれない。ファミマプレミアムサンドは6月にリニューアルしてさらに拡販を図る。

「ファミマのサンドイッチ、パンの「耳」に目を付けたら売れた訳」のコメント一覧 3

  • 匿名さん 通報

    大昔のファミマのサンドイッチはそもそも”プレミアムサンド”はなかったし、そう名乗らなくても旨かったけど今の奴は至って普通のサンド。

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  • 温州ミカン 通報

    福沢諭吉さん?だったっけ、学生が耳を残すと怒ったらしい。そっちのほうが栄養あるからと。何故そう持ったかは謎w

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  • 匿名さん 通報

    餓死したりご飯を食べられない人が何億人もいるのに「パンの耳を捨てる」日本。バチが当たっても当たり前。

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