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FX規制会議、「レバレッジ10倍見送り」の舞台裏

2018年6月14日 06時30分

「まずは厳格化・適正化された新たなストレステストの確実な実施を通じた自己資本の充実等により、高度なリスク管理体制の構築を確実かつ迅速に進める」(報告書案 p.11)

6月12日、店頭FX(外国為替証拠金取引)業者の決済リスクへの対応に関する有識者会議第6回会合が開催され、本検討会の報告書案がまとまりました。

昨年秋に「レバレッジ上限を現在の25倍から10倍へと引き下げる」とする観測報道がされてから注目を集めてきた本検討会ですが、報道とは異なる決着をみせたようです。

議論のターニングポイントはどこだったのでしょうか。まとめられた報告書案、そして公表された議事録から、経緯をひも解きます。


注目された報告書案の中身

今回まとめられた報告書案。昨年秋以降の観測報道では「レバレッジ上限を現在の25倍から10倍へと引き下げる」とされていましたが、「必ずしも現状以上の証拠金規制は必要ない」という結論に落ち着きました。

ただし、その前提として、「店頭FX業者の決済リスクの管理という観点からみた場合、業者の自己資本が充実し、未収金を吸収できる十分な財務基盤を備えることとなれば」という文言も付記される形となり、強化したストレステストを実施することが盛り込まれました。

また、報告書にはその他の対応策として、

(1)取引データの報告制度の充実
(2)未カバーポジションの適切な情報開示
(3)ロスカット監視間隔の短縮
(4)相場急変時の対応案検討
(5)顧客の損失を限定する規制導入の検討

など、他国事例も参考にした政策案が記載されています。これらは自主規制機関である金融先物取引業協会主導のもと、対応を検討するとされました。

「FX規制会議、「レバレッジ10倍見送り」の舞台裏」のコメント一覧 2

  • 匿名さん 通報

    パチンコやパチスロで出玉規制が入る度に業界団体が反発するのに似ている。高レバレッジなんて所詮は博打。流動性云々は博打する側やその胴元が自分たちを擁護するのに使う常とう句。

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  • 匿名さん 通報

    なんでもそうだが、消費者(資本家)の意見は聞く耳持たず。

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