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ハーバード大学はなぜ訴えられたか? 深刻さを増す米受験戦争

2018年8月16日 12時00分
日本ではいま、東京医科大学の不正入試問題が世の耳目を集めているが、アメリカでも、大学入試に関して、大きな話題となっている裁判がある。アジア系アメリカ人に対して、入試審査で偏見があるとしてハーバード大学が訴えられている係争が、いよいよ法廷審理に入ることになったのだ。

これまで、さまざまな人種がハーバード大学を卒業している実態(オバマ前大統領はハーバード大学院卒)から、メディアは、それほどこの訴訟を大きく採り上げてはこなかった。しかし、入試審査のノウハウが他校に模倣されることを懸念して、ハーバード大学が証拠開示に硬直的な態度を示すと、突如として、社会の関心がこの裁判に向いてきた。

ルールの明確化とフェアプレーをなにより重んじるアメリカ社会のなかでは、アメリカの大学審査の「ブラックボックス」は異色の存在なのだが、いままでは社会との信頼関係でそこをつつかれることはなかった。神聖なる学府であり、社会に対して多様性を訴えているフロントランナーであり、人種差別がもっとも少ない組織がアメリカにあるとしたらそれは大学だと思われていた。

ところが、ニューヨークタイムズによれば、少数民族を多数入学させて「多様性」を実現するというハーバード大学のポリシーの、その「少数民族」に、アフリカ系アメリカ人や先住民やラテン系は入っていても、アジア系が入っていないというのが訴訟の理由で、意識的な人種排除は憲法違反というのだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

「ハーバード大学はなぜ訴えられたか? 深刻さを増す米受験戦争」のコメント一覧 2

  • 匿名さん 通報

    >その批判への対応を間違えば、天下のハーバード大学とはいえ、そのブランドを傷つけ、学歴社会のトップから引きずり降ろされるかもしれない。   不誠実な対応続ければここだけでなく、他もそうなるね❗

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  • 匿名さん 通報

    私は某大学を受けて、身体を出して受かりました。

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