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夫婦が経験した男性不妊の治療〜周囲に話した人の場合〜

2018年10月11日 20時00分

女性の不妊治療については、メディアでも様々な経験談が取り上げられるようになりました。しかし、「男性不妊」については、治療法を含めて、まだまだ情報や知識が乏しい現状があります。男性不妊の当事者であるご夫婦2組に経験を伺いました。


最初は手術の必要なしと診断された

<ケース1:Aさん夫妻>
現在夫42歳、妻42歳。約10年に及ぶ不妊治療で、体外受精で2女(1歳と3歳)を授かる。妻27歳から人工授精を開始、夫35歳で精索静脈瘤(*注1)の手術。妻37歳で長女を妊娠。
注1:陰嚢部分にこぶ(静脈の拡張)ができ、血流が悪くなることで精子の運動率や濃度に悪影響を与える。一般男性の15%にみられ、乏精子症といった男性不妊の原因の約40%を占める。

――夫の精索静脈瘤が判明したきっかけは?

:すぐに子供が欲しかったのですが、26歳の時に結婚して半年過ぎても兆候がなかったので、夫婦両方とも検査してもらいました。それで、夫の精索静脈瘤が判明しました。でも、その時は手術が必要とまでは言われなかったんです。私の方も多少、多嚢胞症気味だけど問題ないという感じで。

:普通の泌尿器科で調べたのですが、「精子の運動率も数も数値は低いけれど、まぁ、大丈夫でしょう」と。

――判明した時の気持ちはどうでしたか?

:その日はやはり落ち込みました。でも、深刻にはならなかったですね。わかってからは、トランクスにしたり、冷やすようにしたり。双方の両親や友人にも話して、実母や知人が勧めてくれた漢方薬局に夫婦で通って服用したり。

:わかった時は姑の方がショックを受けていたように思います。「じゃあ、うちが原因なの?」みたいな。でも、原因の一つではあるけれど、全てではなないから、あまり、気にしないようにと伝えました。他の人から漏れ伝わったり、子供のことについてタブーのようになって、あちらが何も聞けない状態を作るのも良くないと思い、自分たちからオープンにしました。


午後半休をとり、腹腔鏡で日帰り手術

――手術を決めた理由は何だったのでしょうか?

:最初の検査後にすぐ人工授精を始めましたが、4年間で計8回試しても受精しない。

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