「iPhone 5s」がいまだに売れ続けている理由

2016年10月12日 21時40分 (2016年10月16日 12時46分 更新)
スマートフォンの入れ替わりはとても激しい。半年~1年ほどで立て続けに新製品が登場し、新機種も1年を過ぎるとすっかり「過去の機種」になり、生産が終了するケースがほとんどだ。そんな中、3年前の機種なのに、いまだに売れ続けているモデルがある。Appleの「iPhone 5s」だ。
というのも、2016年3月にソフトバンクが運営するY!mobile(ワイモバイル)が、同年7月にはKDDIのグループ企業であるUQコミュニケーションズが運営するUQ mobileでも、販売を開始。旧型ということもあって販売数量は減ってきていたが、Y!mobileが発売した2016年3月に数量は増加。そこから安定して伸びてきている。
出典:(株)BCN

発売前月に比べると販売数量は1.3倍に。ワイモバイルの場合、2GBの高速データ通信であれば月額1,980円で10分間の無料通話が月当たり300回利用できる。iPhoneを安く使えるということで、3月のちょうど入学・就職時期と重なったこともあるが、「iPhoneを使いたいけど高くて使えない」層や子供にスマホを持たせる親のニーズにぴったりあてはまったのかもしれない。

iPhone5sが最新タイプと違うのはまず、大きさとデザイン。iPhone5sはポケットに入る大きさで片手持ちに最適なサイズと言える4インチ。そして、iPhone6s以降のラウンド形状とちがって、5sはスクエアな形状だ。このコンパクトでスッキリとしたシルエットを好む人も多い。今年発売されたiPhoneSEが5Sとほぼ同じデザインを採用している。

この端末がいつまで使えるのかは、ユーザーにとっては気になるところ。スマホの長期利用で気になるのが、OSのアップデートだ。対応がはずれてしまうと、将来的に新しいアプリを利用できなくなるほか、セキュリティの面でも問題が発生しやすくなる。「iOS 10」に関しては既に対応がされている。強化されたマップ、メッセージの機能なども利用できる。

昨今、利用者の多様化に合わせて、端末もサービスも選択肢が広がっている。大容量データを求めるヘビーユーザ層と、学生や高齢者など価格や使いやすさにプライオリティを置くライトユーザ層の「2極化」が進む一方だが、安く、しかし機能もそこそこのものがほしいというわがまま派には、旧型の割安な「iPhone5s」はピッタリだろう。

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