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Ripple、銀行の「国際決済コスト」を60%削減するツール発表

2017年3月16日 07時13分 (2017年3月17日 06時47分 更新)

Ripple、銀行の「国際決済コスト」を60%削減するツール発表(写真=Thinkstock/GettyImages) (ZUU online)

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「国際決済の総合的な決済コスト計算が頭痛の種」という銀行側の需要に応え、即時グロス決済システムで知られるRippleが、銀行用の国際決済コスト分析ツールの提供を開始する。

取引金額や運営費用などを入力するだけで、単一決済のコスト分析が簡単に行えるほか、自社の取引量やメトリクスを国際平均と比較できるなど、便利な機能が満載だ。そのうえ大幅なコスト削減も期待できる。

■マッキンゼー、国際決済市場の年間平均成長率は6%と予想

Rippleが3月7日Webサイトで発表した情報によると、ツールの狙いは、総合的なコスト構造を分析・把握することで、コスト削減につなげることだ。

決済プロセス、トレジャリー、勘定調整のコストなどの内訳がスクリーン上に表示され、現行の決済代行会社とRippleによるサービスコストの比較も可能だ。銀行側は分析結果に目をとおし、最も効率的でコストに見合った戦略を立てることができる。

Rippleのサービスに切り替えれば、サードパーティーを省いた決済取引がリアルタイムで行える。Rippleの見積もりでは500ドル(約5万7315円)の取引につき、約60%のコスト削減が期待できるという。

大手銀行などでは、既存の決済代行サービスからRippleへの移行を検討する動きが見られる。また昨年7月には、みずほフィナンシャルグループとSBIホールディングスがR3のプロジェクトで、次世代決済システム「Ripple Connect」を利用した実証実験に参加している。

国際決済総額は年々増加傾向にあり、2015年には30兆3000億ドル(約3476兆3190億円)に達したことが、マッキンゼー・アンド・カンパニーのデータから明らかになった。マッキンゼーは今後5年間にわたり、年間平均6%の成長を見こんでいる。

銀行が国際決済市場で勝ち抜くうえで、低コストかつ顧客満足度の高いサービスの提供が必須となるはずだ。(FinTech online編集部)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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