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広がり続ける市場規模 今更聞けない「シェアリングエコノミー」って?

2017年3月28日 18時02分 (2017年3月29日 17時13分 更新)

広がり続ける市場規模 今更聞けない「シェアリングエコノミー」って?(写真=Rawpixel.com/Shutterstock.com) ((ZUU online))

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近年、「シェアリングエコノミー」という言葉をよくメディアで耳にする。総務省の「平成28年度版情報通信白書」によると、シェアリングエコノミーの2013年の市場規模は150億ドルと報告されており、2025年にはおよそ20倍の3,350億ドルまで成長が見込まれている。

日本でもさまざまな形で行われてきているシェアリングエコノミーだが、今回はその概要についてみていこう。

■シェアリングエコノミーとは

シェアリングエコノミーとは、一般的に、「個人が保有する遊休資産を貸し出すこと」もしくはそれを仲介するサービスのことを指す。遊休資産には、モノなどの有形資産のみではなく、スキルのような無形資産も含まれる。近年、ソーシャルメディアなどが普及したことによって、個人と個人による情報の交換がよりスムーズかつスピーディーになったことが、シェアリングエコノミーの成長を促していると考えられる。

シェアリングエコノミーの取引は基本的には個人間の取引であり、シェアリングエコノミーを提供する企業は、あくまでも場所やサービスなどを仲介するにすぎない。そのため、取引における個人間の信頼関係がより重要になり、ソーシャルメディアを活用した評価制度や、損害を補償する制度なども併せて設けられている。

シェアリングエコノミーというビジネスモデルは、企業にとっては「仲介の場」を提供するだけであることから、余計なコストがかからず、消費者側にとっても余計な出費を押さえることができる。提供者、消費者、仲介業者、それぞれメリットがあるため、今後も市場が伸びると予測されている。

■シェアリングエコノミーの事例

それでは、具体的にシェアリングエコノミーのサービスには、どのようなものがあるのだろうか。すでにシュアリングエコノミーを知らずに使用している方も多いかもしれないが、代表的なものをみてみよう。

● 民泊
まず、民泊だ。近年、自宅などを宿泊施設として貸し出す民泊が話題になっており、都市部を中心に世界中で多く利用されている。今までは、旅先での宿泊先はホテルなどが主流であったが、民泊紹介サイトが誕生してからは、旅行者の宿泊の選択に民泊も追加された。提供者は、使っていない部屋や空室の部屋を活用して収益化できる。また、ホテルよりも安く宿泊できることが多く、ホテルがない地域にも泊まることができるので、利用者にとってもメリットが大きい。東京では、大田区が東京オリンピックに向けて民泊特区に選定されている。

● 自動車配車サービス
次に大きく成長している業界として注目されているのが、タクシードライバーと個人を結ぶ配車マッチングサービスである。タクシー会社や個人ドライバーが事前登録し、タクシーなどで移動したい利用者がサイトにアクセスして配車を依頼する。この紹介サイトは、タクシー会社やドライバーに対して配車依頼をするという流れである。確実に移動の足を確保できるし、事前にクレジットカードを登録しておけば会計もスムーズだ。また、車と時間さえあれば、比較的簡単にビジネスが開始できる。

この2つはアメリカで始まったサービスだが、日本でもさまざまなサービスが誕生している。

例えば、個人間で所有するものを売ったり買ったりするインターネット上のフリーマーケットサイトを提供するサービスや、個人宅で利用していない駐車場を貸し借りする駐車場紹介サービス、ブランドバッグを借りることのできるサービス、会議や商談などの場所を借りたい人と貸したい人をマッチングするサービスも出てきている。今後も、個人が所有しているが使っていないものを貸し出すというサービスは、ますます市場規模が拡大するのではないかとみられている。

シェアリングエコノミーはコストがそれほどかからないため、幅広くビジネスチャンスをもたらすだろう。また、個人においても副業としてのビジネスチャンスといえるのではないだろうか。シェアリングエコノミーは、自身のビジネスとしても利用者としても価値あるサービスになりそうだ。(提供:確定拠出年金スタートクラブ)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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