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「ARCツアー」を手がける第1種旅行業者のアバンティリゾートクラブが事業停止

2017年10月12日 10時00分 (2017年10月13日 09時55分 更新)

 「ARCツアー」のブランド名でツアー旅行などを手がける(株)アバンティリゾートクラブ(TSR企業コード:293361851、法人番号:2011101025164、新宿区新宿2-13-10、設立平成9年10月2日、資本金7200万円、臼井良司社長)は10月11日、事業を停止した。本社入り口には「資金繰り・業績の悪化に伴いこれ以上の業務継続が困難な状況となり、営業停止せざるを得ない事態となりました」との張り紙を掲示している。
 11日の夜からアバンティリゾートクラブの本社には、取引先や旅行申込者が状況確認のため、続々と訪れている。11月出発の台湾ツアーを申し込み手付金約100万円を支払ったという団体の担当者は、「電話が繋がらないので確認に来た。対応に困っている」と話した。
 負債は現在調査中。

 本社のほか、仙台市にも営業所を設置し、国内外のパッケージツアー、団体旅行を幅広く取扱う中堅の第1種旅行業者。一般顧客や法人を対象に、海外旅行ではハワイ、アメリカ本土のほか、東南アジア向けツアーなどを得意とし、年間売上高は約18億円で推移していた。
 しかし、オンラインを通じたLCCや海外ホテルなどのセルフブッキングスタイルが浸透するなど、顧客の旅行予約も多様化し経営環境が悪化。最近は韓国や国内旅行を中心にしていたが、業績不振に歯止めが掛からず決済に支障をきたし、今回の措置となった。
 10月11日夜には、同社関係者が「社長とは10日から連絡が取れない。資金繰り悪化で主要先に支払いが止まっているが、事業は続けていきたい。現段階ではツアー客に支障は生じていない」と話していた。
 10月12日午前、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)は東京商工リサーチの取材に、「アバンティリゾートクラブの弁済業務保証金限度額は7000万円。アバンティリゾートクラブから事前に連絡がなく困惑している」とコメントしている。また、本社を訪れた海外の旅行代理店担当者は「これまでの支払いに滞りはなかった。ただ、10月出発分の2本のツアー(合計130名程度)があり、対応を検討している」と困惑していた。
 観光庁観光産業課の担当者は、「先ほど(12日午前)、事態を把握した。旅行者数などの把握は出来ていない。対応については検討中である」とコメントした。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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