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忍び寄る最後の“平成不況”…8月の倒産件数は5カ月ぶり増加

2018年9月12日 09時26分

猛暑で倒産?(C)日刊ゲンダイ

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 風向きはガラリと変わった。10日、東京商工リサーチが発表した8月の倒産件数は5カ月ぶりに増加した。しかも前年同月比8.6%増と、かなりの勢いで倒産は増えている。

 人手不足倒産が過去最多の45件を記録。これが全体の数値を押し上げたのは間違いないが、人手不足は何も今に始まったことではない。“5カ月ぶり”には別な理由が潜んでいる。

「消費者に近いところの倒産が増えています。小売業や外食、卸売業などです。消費の低迷によって、体力の弱った企業が倒れているといえるでしょう」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)

 小売業の倒産は2カ月連続で増加し、8月は前年同月比17.9%増だった。居酒屋やビアホールなどの酒場は同63.6%増を記録した。

「小売業はニッパチといって、2月と8月に売り上げが落ちる傾向があります。今夏は百貨店のバーゲンセールも不発だったというし、深刻な消費不況に襲われたのかもしれません」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 記録的な猛暑のマイナス効果を指摘する声もある。あまりの暑さに外出を控える人が続出し、デパートや専門店の売り上げはガタ落ちしたというのだ。

「猛暑による間接的な倒産は無視できないでしょう。外出回数を控えるため、食料品は週に1回、大手スーパーですませるという主婦は多かったと思います。そうなると、小さな商店はモノがパタリと売れなくなります」(流通関係者)

 だとすれば、猛暑が一段落する秋以降、倒産件数は落ち着くのか。

「この先、倒産は増加するのではないかと思っています。理由のひとつは、来年10月の消費税率の引き上げです。税率アップは、中小企業の経営を直撃する恐れが高いといえます」(友田信男氏)

 中小企業が増税分を価格に上乗せできても、最終的な小売価格は値上がりするから、売上高は減少しかねない。

 友田氏によると、中小企業(約400万社)の4割が減収減益に直面しているという。来年5月の改元を前に、倒産激増、最後の“平成不況”がやってくるかもしれない。

「忍び寄る最後の“平成不況”…8月の倒産件数は5カ月ぶり増加」のコメント一覧 100+

  • 匿名さん 通報

    これさぁ不作なのに年貢納めろって言ってるみたいなもんだぞ?しかも西日本は豪雨被災+台風被害で、北海道に震災があったばっかだぞ?→「消費税は予定どおり引き上げたい」安倍氏 | NHKニュース

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  • 匿名さん 通報

    [アベノミクス成果大げさ?計算方法変更でGDP急伸]政府統計の改竄でおなじみの安倍政権だが、計算方法を変えてGDPが伸びたから、アベノミクスは成功だと言い張る、卑しさ、狡猾さ、卑怯さ。

    49
  • 匿名さん 通報

    団塊のジジババが長生きしてる限り我々の健康保険は上がり、もらえる年金は減ってゆく。

    42
  • 匿名さん 通報

    これがいわゆる発展途上国化。 こうなるくらいなら贅沢して無駄な公共事業をする方がマシ。 後の世代に発展途上国を受け渡すくらいなら

    25
  • 匿名さん 通報

    デフレは資本主義じゃない状態だから政府支出をしなければならない。 無駄かどうかは資本主義の論理。 1番大事なのは民間主導で景気回復は不可能という事。

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