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[InterBEE2017]Inter BEE 2017の歩き方.tvデイリーレポートDay01:映像の祭典開催!今年の注目は?盛り上がる会場から

2017年11月16日 00時40分 (2017年11月20日 18時30分 更新)
Inter BEE 2017 11月15日

個人的に面白いと感じているのは、「IntereBEE CREATIVE MEET-UP」という新しいコンセプトのエリア。自然なキャンプの雰囲気で、グランピングやビーチなど今までのInterBEEとは全く異なるイメージの場所ができました。「OPEN LOUNGE」「MEET-UP」「Hands On」「Workshop/fireside Chat」という4つのコンセプトで作られています。まさか会場内にsnowpeakさんのキャンプカーのような可愛いものやビーチができていたりするとは思わなかったので、見た目も印象的。今まで会場内に少なかった、飲食も楽しめるお店やテーブルチェアも用意され、ゆっくりとくつろげるようになっています。

PanasonicさんのLinkRayを活用したスタンプラリーを行ってスイーツをもらえるというようにゲーム感覚で楽しめます。ハングライダーVRシミュレーションというものも。高度がどんどん上がっていき、最高1,500mという高さと風もあわせて吹いてくる仕組みになっているので、ハングライダーの体験を楽しむ事ができました。新しい出会いや発見が多くありそうなIntereBEE CREATIVE MEET-UPエリアオススメです!


そんな中で行われた初日は、毎年お馴染みのSonyプレスカンファレンスからスタート。今回の目玉は何といっても8KシステムカメラUHC-8300と、新型シネカメラVENICEだ。既に8Kカメラに関してはぶらりでも紹介した通り、その圧倒的な解像感には溜息しかでない。配信では圧縮も掛かって居るのでその凄さは伝わり難いが是非会場でその解像度を体験して欲しい。

VENICEはSonyのシネカメラフラッグシップらしく、F65から大きく進化した。今までのワンマンオペレートでも可能的な考え方から、完全に2オペレートを分業して出来るようにしたインターフェースを見るとやっぱりこういう形になるんだと再認識をした。

とはいえ、この2機種は流石にミドルレンジである自分にはあまり縁がない。やはりIBCで発表されたPXW-Z90に目がいく。X70とほとんど同じ筐体ではあるがその中身は完全にリニューアル。X70が簡単4Kカメラだったように、Z90は簡単HDRカメラという表現がピッタリ。更にAFの精度もα7シリーズの技術を取り込み精度が抜群に上がった。ピンのわかりづらい4Kでこの技術は敷居を一気に低くしてくれた。

また、小型化されたデジタルワイヤレスもその大きさは必見。舞台等の役者にも仕込みやすいその角の取れた筐体と、デジカメ汎用のリチウムバッテリーのお陰で長時間の運用が可能になった。A帯は勿論の事、注目はB帯機種だ。登場は年明けとなるが、既にデジタルB帯をお持ちの方は早めの買い替えをお勧めする。



物理フェーダーこそないもののオートミキシングもついたオーディオミキサーも内蔵で使い勝手が良さそう!さらにスマホをWi-Fiでタリーにするシステムもありスイッチングに合わせてブラウザ画面が赤になったり緑になったりするのが秀逸!どのカメラが自分を狙っているのか?は出演者としては気になるもの!バラエティなどの配信番組で大活躍しそうです!このタリーシステムは高スペックである必要はなく中古のスマホでいいのも助かります!

あと会場にあったコーヒーショップのワーゲンバスがめっちゃ美しくてしばらく見入ってしまったことをご報告しておきます!


初日となる本日は、主にHall 4、5、6を取材した。ソニーは今年もいくつかの製品を発表したが、個人的に興味深かったのが、マルチフォーマットスイッチャー「XVS-9000」の登場である。

SDIがずらりと並んだ「XVS-9000」背面。まだモックアップで、製品出荷は来年秋頃の予定4Kで最大80IN/40OUTの大型スイッチャーだが、入出力インターフェースにはNMIだけでなく、SMPTE ST2110と12G-SDIにも対応するという。発売は来年秋と結構先だが、これまで自社で推進してきたNMIだけでなく、とうとうここに来て全方位対応となる。

国内放送局設備において、100m単位の近距離伝送に関しては、これまでのHD-SDIと同等のオペレーションで可能な、12G-SDIが主流になるのではないか。早い段階でそう判断したのは、パナソニックだった。同時にAIMS(Alliance for IP Media Solutions)の国内幹事会社でもあることから、IP伝送に関しては全方式をサポートするという方針を打ち出したのは、昨年のInterBEEだった。

パナソニックの12G-SDI対応80IN/40OUTスイッチャー、AV-HS8300は実動モデルを展示もちろん、全部をサポートすればインターフェースの互換性は問題なくなることは分かっているが、その開発工数などを考えれば茨の道である。だがソニーもパナソニックと同じ路線に乗ったということで、フォーマットの違いはスイッチャーがダイレクトに吸収するという技術的方向性が定まったとも言える。

Blackmagic Designを中心に展開してきた12G-SDIに対して、これまでメーカー側は冷ややかな態度を取ってきた。だが日本の放送局が選んだのは、IPじゃなかった。カメラからスイッチャーまで光ファイバー直結という夢は、日本では終わったのかもしれない。


実はもっとじっくり見たかったカメラがパナソニックAU-EVA1。で、放送終了後に改めて見に行った。

イイねぇ!めちゃめちゃ絵作りできますやん。まずはデフォルトでディテール(シャープネス)がOFF!ってとこが気に入った!私はどんなカメラを持ってもまずこいつをオフにする。上に乗っかっていたモニターはうまくマッチングされていなかったのであてにはならないが、EVを見る限り、なかなか品のある画に見えた。

驚いたのはブラックガンマ。マスター以外にRとB、つまり赤み青みの調整が出来る!typこちょこっと触っただけだが、いい黒が出来るんだ、これが!一度じっくり触ってみたいカメラだと思った。ただ惜しくてたまらないのがEFマウントだということ。レデューサーなどのアダプターが使えない!残念だ。その後も歩き回ったが、結局、中華、韓流レンズは見つけられなかった。


VRというワードが出てから、その発展はめまぐるしいものがありますが、その中にあって気炎を上げているメーカー「Insta360」。その最新カメラの「Insta360 ONE」は、カメラを自分の周りを周回させることで映画「マトリックス」のバレットタイムのような映像が撮れたり、360°全方面を撮ったあとに好きな角度をHDの平面画角で切り出す「FreeCapture」が出来たりと、非常に面白いカメラで、話題になっています。現在はiOSアプリだけの対応ですが、間も無くAndroid版も登場、デスクトップパソコン用のアプリもスタンバイしているそうです。

また、ハイエンドのInsta360 Proは、15KのVR写真が撮れるようになるそうです。そのほか、PCが必要だった後処理を、全てカメラのマシンパワーで内製してしまうようにするとか。高解像度が必須といわれるVRで、ますます期待が高まります。

ZEISSさんでは、コンパクトプライム3のデータ転送版が展示されていました。これは、レンズの色収差、ディストーションデータを内蔵しており、PCとつなぐことで、後処理でしか見れなかった補正された完成絵を現場で見ることができる画期的な製品。うまくいっていなくて再撮影、なんていうリスクを未然に防ぐこともでき、VFXのアーティストにとっても現場で問題を見つけることができるので、とても有用。なんせ、全てのレンズを番号管理し、その個体ごとの補正値を測定して内蔵するという品質管理の徹底ぶりがZEISSの真骨頂ですね。触る人間が気分の上がる製品って、多くない中、稀有な存在です。

また、Lightweight Zoom LWZ.3というズームレンズが目を引きました。S35のイメージサークルながら、21-100mmT2.9-3.9という取り回しのしやすいレンジ。絞りは、ズームして行く際に自然と光量が落ちていくので、ガクッとした変化が出ないという不思議な仕組みで、マウント変換でPL・EF・E・MFT・Fに変換可能です。全長226mmで2,000gで、前玉系は114mm。このズームはFS5やURSA MINIなど、割とハンディ撮影を視野に入れたカメラに合うと思いました。

RAIDさんは、世界中の絶妙なところを突いている製品を輸入販売しています。今回はRED DIGITAL CAMERAの最新センサー、MONSTRO 8K VVを搭載したWEAPONを2台展示しています。フルセンサーとほぼ同じサイズで8Kなので、Heliumセンサーと比べて撮像素子一つのサイズが大きくさらに受光効率がアップすることによるS/Nの向上やトーン特性がリッチになることが期待できます。これはぜひ注目していただきたいですね。

また、Colorfront社のグレーディングアプリケーション「Transcoder」が8K60pをリアルタイムに処理していることに注目しました。今年は各社8K60pを処理できる機材を多数出展しています。いま実用的に8K60pを撮影できるのはRED WEAPON HELIUM8Kの一択かと思います。一般的なワークフローはProResなりに変換して処理をするのですが、「Transcoder」はREDのR3DをR3Dのまま処理して再生しているのが驚きです。R3Dは、ファイルサイズを抑えた上で8Kを捉えています。それを展開して処理するにはパワーが必要なので、中間コーデックにするのが一般的。「Transcoder」のメリットは、トランスコードする時間の節約、中間コーデックにすることによる「ファイルサイズの増加」と「データ転送の帯域の増大」を抑えることが出来るというもの。ブースに置いてあったRAID HDDはThunderbolt2接続。その帯域幅で8K60pを再生できるので、多くの素材を扱う作品において、8Kの素材を管理するストレージコストの増加を抑えることが出来ることも意味します。このことが響いた方、是非ブースを訪ねてみて下さい。

以上駆け足ですが、本日のレポートです。


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[Inter BEE 2017の歩き方.tvデイリーレポート] Day02(近日公開予定)▶

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