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きゃりーぱみゅぱみゅらが所属する“unBORDE”の注目株は?

2018年1月29日 12時40分

所属アーティストに共通するテーマとして“時代感”と“エッジ”を掲げ、2010年の設立以来、日本のポップシーンに刺激的なアーティストを送り込んできた音楽レーベル“unBORDE(アンボルデ)”。ゲスの極み乙女。や、きゃりーぱみゅぱみゅ高橋優、WANIMAら、ジャンルは様々だが、各々唯一無二の個性を持つ面々が揃う。そんな中、ここでは2017年に頭角を現したシンガーソングライターのあいみょんと、二人組バンドyonigeを紹介したい。

■死生観から20代女性のリアルな恋愛観まで濃密に歌うあいみょん

人間の核心に触れる歌と、多彩なジャンル感を表現できる女性シンガーソングライターとして、2017年、大きく開花したあいみょん。兵庫県出身の彼女は、10代からインディーズで活動を開始。2015年にリリースした過激な歌詞の内容からメディアで放送自粛になった『貴方解剖純愛歌〜死ね〜』が関西を中心に話題になり、2016年11月に『生きていたんだよな』でunBORDEよりデビューした。

この曲では死を選んだ若い女性について、肯定や否定ではなく、確かにその人がこの世に存在していたんだよな、とまっすぐ歌い、主に彼女とおなじ20代の共感を集めた。しかし、彼女の作品性は死生観に関するものだけでなく、その後リリースしたシングル『愛を伝えたいだとか』や『君はロックを聴かない』で、独自の恋愛観や、誰かに何かを伝えたい、その気持ちの根源を歌い、より幅広い共感を得るに至っている。

■舞台や小説からの影響も豊かな言葉の表現に

2017年9月にリリースしたメジャー1stアルバム『青春のエキサイトメント』には、それまでリリースしたシングル曲のほか、恋愛における女性のずるさと切なさがリアルな『ふたりの世界』や、誰かを愛した記憶が様々な辛さを洗い流してくれると歌う、映画『恋愛奇譚集』主題歌に起用された『漂白』なども収録。現在22歳の彼女自身のリアリティが多彩な楽曲で表現されている。

音楽以外にも舞台、小説など様々な芸術からも影響を受けている彼女の歌詞世界は、道徳観や常識を疑うもの多く、フックが多いのも特徴。そして、フォーキーな弾き語りのイメージだけでなく、アーティストとして影響されたというフリッパーズ・ギターやスピッツなど、クオリティの高いポップ・ミュージックの消化も見事だ。

■若い女の子のリアルをギターロックで表現するyonige

大阪府寝屋川市出身の牛丸ありさ(ボーカル&ギター)とごっきん(ベース&コーラス)からなる、二人組バンドyonigeは、2017年9月に1stフルアルバム『girls like girls』をunBORDEからリリースし、メジャーデビューを果たした。作詞・作曲を手がける牛丸は、当初、ロックバンドのフロントマンへの憧れが強く、それが単に真似になることを嫌い、女性性を打ち出しすぎた過激な曲も作っていた。そんな彼女が次第にフラットに女性であることを認め、歌うようになっていく。10代の女性を中心に支持を拡大し、YouTubeで『アボカド』の再生回数が500万回を超えるなど、大きな注目を集めるようになった。『girls like girls』リリース前後には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』『MONSTER bash 2017』『BAYCAMP 2017』などの大型フェスにも多数出演し、度々入場規制になるなど、より幅広い層へと浸透して行っている。

また、2018年元日から放映されている『au“三太郎シリーズ”の最新作“笑おう”篇』のTVCMソングを歌っていることも話題に。この曲はアメリカ民謡『聖者の行進』をロック調にアレンジし、yonigeが編曲と歌唱を担当しているもので、さらに注目度が高まっている。

これまでも一言でバンド、アイドルなどというジャンルにカテゴライズしにくい、時代の先端を体現するアーティストを輩出してきたunBORDE。そんな中でもいずれも関西出身で、堂々たるライブ・パフォーマンスを行い、かつリスナーの心の奥底まで響く言葉とサウンドを持つこの二組の注目度は高い。2018年はその動向から目が離せなくなりそうだ。

Writer:石角友香
(提供:ヨムミル!Online)
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