DISH// いい意味で異色な存在でありたい/インタビュー2

■DISH///New Single『勝手にMY SOUL』インタビュー(2/2)

――インタビュー1より

春ツアーは、僕らの勢いに拍車をかけられるようなツアーにしたい(北村匠海)

――カップリング曲「どういうことなんだい?」はどういうことなんだい?

北村匠海:……そ、そうなりますよね(笑)。にゃんぞぬデシさんという新進気鋭のアーティストが作ってくださった、爽やかなラブソングです。
あいみょんさんもそうですが、シンガーソングライターさんが作られる楽曲は、それぞれ独特の世界観があるなと思いながら歌わせていただきました。にゃんぞぬデシさんの……。

小林龍二:(クスクスクス)

――そのこそこそ笑いのワケはなに?

小林龍二:単に、にゃんぞぬデシって聞き取れなくて(笑)。

北村匠海:あ、やっぱり。滑舌悪いなって思いながらしゃべってた。でも、伝わってるみたいだからいいかなって(笑)。
デモテープでは、にゃんぞぬデシさんがギター一本で弾き語りしていたんですが、それを聴き込んでいたにもかかわらずレコーディングではメロディが難しくて初めて根をあげそうになりました。譜割とかが作者の独特のもので、僕にはないものだったんです。「一度休んでもいいですか」って言って歌いましたが、結果的にはいいチャレンジになったし、いい曲になったと思います。
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――一方で「BEAT MONSTER」はどんな曲ですか?

北村匠海:こちらは「勝手にMY SOUL」とは違うタイプの無条件に体が動きだしたくなるような曲で、ダンスロックバンドとしての僕らを想像しやすい楽曲だと思います。ライブでもいろんな魅せ方ができそうだなと思うので、ツアーでやるのが楽しみですね。

――限定盤に、日比谷野外音楽堂での伝説のライブ映像がダイジェストで入るとか?

矢部昌暉:はい! 台風が直撃する大雨の中でのライブになりました。
演出や構成を考えてリハーサルをやったんですが、台風の影響で「危険のないようにやる」というのが大前提になってしまって。でも、かえって大雨によってメンバーのテンションも上がるし、台風が演出だったんじゃないかって思うくらいカッコよく見せてくれたなと思います。

小林龍二:これまで僕らは雨の中でライブをすることがなかったんです。だから、僕だけかもしれないけど、始まる直前まで「ほんとにやるの?」って気持ちだったんですよ。ライブもなんとなくすーっと始まっちゃって(笑)、機材のこともあるからあまり前に出ない方がいいのかなと思ったり。でも、スタートした瞬間に他のみんなが前の方にどんどん出て行って(笑)、楽器のことは諦めて(笑)「新しいの買えばいいや」って振り切れた。
みんなのおかげで僕もガッとテンションを上げてライブに入れました。それに、雨だから感情的になれるというか、日頃は恥ずかしいことも雨だから許されるみたいなところもあって。初めての経験でしたし、DISH//の歴史に残るライブだと思います。

――高いところにも登ってましたよね?

小林龍二:はい。でもつるつる滑って恐かったです(笑)。

北村匠海:実は、ライブ開始30分前まで「やれるかどうか……」という感じで、どんなテンションでいればいいかわからなかったんですよ。
でも、やると決めたからには「濡れよう」と。スタッフさんからは「マイクが雨で壊れるからあまり前に行かなくていい」って言われたんですが、自前の楽器も壊れる覚悟だからマイク1本くらい許してもらおうって(笑)。それで、いきなり前に出て行ったんです。
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小林龍二:だけど、不思議とギターもベースも無事でした。少し調子は悪くなったけど。

北村匠海:マイクだけが旅立っていきました(笑)。


――4月から始まる春ツアーはどんなものになりそうですか?

泉大智:元旦の武道館で決意表明もして、その後のツアーでもあるので、僕らの意思を見せられるものにしたいです。

矢部昌暉:まだセットリストは固まっていませんが、「勝手にMY SOUL」をはじめとする新曲もいっぱいやっていきたいですね。

橘柊生:「勝手にMY SOUL」は、僕の中ではいかに熱く演奏できるかがテーマ。ライブでは僕らから発信する盛り上がりもあるけど、お客さんからいただくものも多いんです。会場ごとにノリも違うので、それをいかに受け止めて盛り上げられるかなんですよね。ライブでどんどん育てていきたいで曲なのでツアーでやるのが楽しみですね。

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北村匠海:現在、大智は衣装、僕はロゴなどのビジュアルをスタッフと一緒に作っています。武道館ではファッションショーをやったこともそうなんですが、ダンスロックバンドでありつつもDISH//はポップカルチャーを表現できるバンドでありたいというか。ここ最近のCDジャケットにもそれが現れていますが、今の僕らが表現できることをライブの中でも最大限入れていきたいと思います。いい意味で異色な存在でありたいですし、さらに僕らの勢いに拍車をかけられるようなツアーにしたいですね。


≪ライブ情報≫
【DISH// ライブイベントツアー 2018「劇春!!ロックンロール ダンスダンス革命】
2018年4月1日(日)東京・Zepp DiverCity TOKYO
2018年4月2日(月)東京・Zepp DiverCity TOKYO
2018年4月6日(金)愛知・Zepp Nagoya
2018年4月7日(土)大阪・Zepp Namba
2018年5月4日(金・祝)北海道・札幌ペニーレーン24
2018年6月3日(日)新潟・新潟LOTS
2018年6月9日(土)福岡・DRUM LOGOS
2018年6月15日(金)広島・広島 CLUB QUATTRO
2018年6月23日(土)宮城・仙台Rensa






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