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開花した大きな才能、三浦大知のパフォーマンスの軌跡を辿る

2018年2月23日 17時05分
昨年末は『NHK紅白歌合戦』に初出場し、前半の最高視聴率を獲得、『日本レコード大賞』では優秀作品賞を受賞するなど、今、熱い注目を集める三浦大知。ここではそんな彼のこれまでの軌跡を振り返ってみる。

■専門性やロジックを超えた驚きのパフォーマンス

『NHK紅白歌合戦』で話題になった、アカペラからの『Cry&Fight』~無音ダンス~『EXCITE』という流れは、ダンスパフォーマンスやR&Bに詳しくない人でも、そのすごさは一目瞭然だった。彼のダンスの切れ味、無音でもシンクロするというダンサーとの息の合い方、そして激しいダンスをしながらもブレない歌唱力。言葉にするといきなり説明的になってしまうが、そこには当然、天賦の才能とともに不断の努力があったのは間違いない。

現在の彼の活躍を、テレビを始めとするマスメディアでは、Folder休業以降、18年越しのブレイクといったセンセーショナルな表現をしているが、その間も彼はソロ・アーティストとして数々の前人未到のチャレンジを繰り返してきた。

■作詞、作曲、歌唱と振り付けを同等に捉え、表現する感性

三浦にとってダンスの振り付けは、基本はありつつも特定の形式にはめ込んでいくものではなく、楽曲からインスパイアされて“歌うように”表現するもの。2008年リリースの6thシングル『Inside Your Head』以降は自ら振り付けを行い、ときには作詞、作曲も手掛けるなど、現在のスタイルの基礎を固めていく。その個性が顕著になったのは、2011年のセルフタイトルとも言える3枚目のアルバム『D.M.』からだろう。そして、その明確になったアーティスト性が後押しし、2012年5月には自身初の日本武道館公演を大成功におさめた。

またミュージック・ビデオ以外にも、ダンスリハーサルの様子などの映像も積極的に公開し、定点カメラで撮影した『Right Now』はファンの枠を超えて注目を集めた。以降、編集なしのワンテイク・ダンスなど驚愕のスキルを披露し、ダンサーとのシンクロ、曲の世界観に合ったスムーズな振り付けも相まって、ファンを増やしていった。

■数多い先鋭的なアーティストのコラボレーション

歌とダンスが一体となったR&Bシンガーとして貴重な存在である三浦は、他のアーティストとのコラボレーションも多い。初期から三浦の才能を認めていたKREVAは、自身のコラボ連作の中で久保田利伸、草野マサムネ(スピッツ)らに続いて、2009年に『Magic Remix(KREVA×三浦大知)』をリリースしている。ギター一本で世界を駆ける“サムライ・ギタリスト”MIYAVIの“対戦型コラボレーション・アルバム”第二弾『SAMURAI SESSIONS vol.2』(2017年11月)収録の『Dancing With My Fingers』では、演奏とダンスのコラボはもちろん、三浦のボーカリストとしての瞬発力の高さも証明した。他にも世界的にその才能が認められているダンサー・菅原小春とミュージック・ビデオで共演した『Unlock』など、いずれも表現姿勢がアグレッシブなアーティストとコラボし、その都度、話題になってきたことも忘れてはならないだろう。

常に謙虚で練習熱心であり、ダンスを含めた音楽のトータルアートを追求するスタンスは、彼がリスペクトするマイケル・ジャクソンに通じるものがある。それは“和製マイケル・ジャクソン”というイージーな形容とは真逆なオリジナリティを作り上げつつある。

昨年の本格的なブレイクを経て、今、最も気になる存在である三浦大知を今回の特集でのステージ・パフォーマンスや貴重な映像でさらに深掘りして欲しい。

Writer:石角友香
(提供:ヨムミル!Online)

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コメント 1

  • WAKNA@Rou 通報

    三浦大知さんはすごいですよね~ 私はダンスをやっても燃えるものがなかったけどめちゃイケの大知さんを見て心からダンサーになりたいと決心しました。 これから大知さんがもっと進化してほしいですね

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