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でんぱ組.inc×KEYTALKが見せた新たな音楽の可能性

2018年3月26日 10時45分
2月24日(土)、パシフィコ横浜国大ホールにて『MTV LIVE MATCH』が開催された。この日は、でんぱ組.incとKEYTALKによる対バンライブ。さらにオープニングアクトには=LOVEと、ジャンルの枠に捕らわれないスペシャルな一夜となった。

■7人だからこそ作れる新たな世界
(C)Takaaki Tsukahara

先に姿を現したのは先日、根本凪と鹿目凛が加入したでんぱ組.inc。アップチューンの「Future Diver」からステージはスタート。振り付けににゃんこスターを盛り込んでしまうユーモアも発揮。その後も「破 ! to the Future」や「ギラメタスでんぱスターズ」などを、でんでんバンドの演奏に乗せ全力でパフォーマンスする。一生懸命に歌い踊りステージを駆け回る姿に惹きつけられ、KEYTALK目当てと思われるバンドキッズですら前のめりになっていた。

新たに加わった二人の魅力を強く感じたのは「でんぱれーどJAPAN」。根本凪のロケットのように前へ飛んでいく芯のある声と鹿目凛の色っぽく艶のある声は、今までのでんぱ組.incになかったエッセンスを確実にプラスしていた。

「ちゅるりちゅるりら」のサビでは会場全体が沸き、「NEO JAPONISM」ではクルクル変わる表情で会場を魅了。初披露し、ライブ後にSNSをにぎわせたのは、漫画家の浅野いにおが作詞をした「おやすみポラリスさよならパラレルワールド」。ピアノのメロディーが映えるスィングナンバーになっていて、ストーリー性抜群の振付はミュージカルを見ているよう。この7人だからこそ作れる新たな世界が、間違いなくそこに存在していた。トリを飾ったのはリボンを持って舞い踊る「でんでんぱっしょん」。成瀬瑛美の「いくぞー!」という掛け声も勢い満点で、これからも止まることなく進んでいくという決意が詰まっているように感じた。

■寒さも忘れる熱いパフォーマンス
(C)Takaaki Tsukahara

KEYTALKはスクリーンに映し出されるバンドロゴを背負って登場。幕開けを飾ったのは、リズムチェンジが楽しいサマーナンバーの「MABOROSHI SUMMER」。冬の寒さを吹き飛ばすような熱い演奏に、会場の温度も一気にあがる。さっきまでサイリウムを振っていた人たちが、バンドキッズたちを真似て一緒に踊る光景はなんだか胸動かされるものがあった。「YURAMEKI SUMMER」ではコール&レスポンスにより観客の緊張を完璧にほどかせ、「桜花爛漫」では色とりどりのペンライトが暗闇に舞った。「僕らのライブでもペンライトを振ってもらっていいですか!」と会場に呼びかけ、即座に仲間にしてしまう。

スクリーンにミュージック・ビデオを彷彿させる白黒の映像を映したのは、1月24日にリリースされた「ロトカ・ヴォルテラ」。クリーントーンの速弾きギターソロやベースのスラップなどを駆使した曲はキャッチーで、知らず知らずのうちに体が動かされる。ラストに披露されたのは、和とロックが融合した「MATSURI BAYASHI」。イントロでフロント3人がお立ち台に立つ姿は、まさしくスーパーヒーロー。下北沢から出てきた4人組が、アイドルファンをも魅了するバンドになったのだと実感せずにはいられない。ドラム、ベース、ギターと引き継がれるソロプレイもかっちりと決め、技術力もあるバンドだということを証明して見せたのだった。

4人がステージから去ったあとも拍手は鳴りやまず、アンコールへと転じた。演奏されたのは、騒げ踊れの「MONSTER DANCE」。このままKEYTALKのステージで締めくくるのかと思いきや、途中からでんぱ組.incも合流し総勢11名でのパフォーマンスとなった。メリハリあるでんぱ組.incのダンスは「MONSTER DANCE」とも相性が最強で、ただでさえ華やかな曲をよりカラフルに。最後は出演者・観客全員でジャンプをし、広大なパシフィコ横浜を揺らしたのだった。
(C)Takaaki Tsukahara

Writer:坂井彩花
(提供:ヨムミル!Online)

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